- Amazon.co.jp ・本 (631ページ)
- / ISBN・EAN: 9784566023895
作品紹介・あらすじ
瀬田・田中訳の集大成
ファンタジー文学の最高峰『指輪物語』が日本で初刊行された1972年から奇しくも50年目の2022年、訳文と固有名詞を全面的に見直した日本語訳の完成形として、本最新版をお届けします。
遠い昔、魔王サウロンが、悪しき力の限りを注ぎ込んで作った、指輪をめぐる物語。全世界に、一億人を超えるファンを持つ不滅のファンタジーが、ここに幕を開ける。
感想・レビュー・書評
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映画を見ていないので前知識は無い。そのせいか序章は知らない人名や地名が多くてピンと来なかった。でも全巻読み終わった後に読むと分かりそう。後代になって書かれた書物という設定なのだろう。
昔話がちょくちょく出てくるのだが、エアレンディルとエレンディルの名前が似すぎだ。エルベレスも誰かと思ったら女神さまらしい。
聞きなれない名前に戸惑うこともあるが、フロドたち一行の旅立ちの場面は面白かった。映画を見た主人によると、映画版とはけっこう違うらしい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
映画も本も見ていないので、ついに挑戦。
王道をいくファンタジーかな〜と予想していたら登場人物に意外とクセがあり、なかなか素直に旅が進まない。そこがいい。
この先まだまだ長いのに、序盤からこれで大丈夫か?と心配になって先が読みたくなってしまう罠。
最新版ということでホビットの冒険よりも文章が読みやすい印象。
他の版もあるようだが、固有名詞は映画や「ホビット」と同じバージョンで読みたかったのでこちらを選んだ。 -
『ロード・オブ・ザ・リング』は何度か見ているが原作は未読。最新版が出たと知り読み始めた。序章は最初読み飛ばし最後まで読んだあと戻った。この巻はホビット庄でのパーティに始まりビルボ、フロドたちそれぞれの旅立ち、アラゴルンとの出会い、黒の乗手たちを浅瀬で撃退するまで。地理や地形等作品世界の紹介に多くのページが割かれており映画と比較してかなりゆったりした展開で全体的に退屈。翻訳文は古き良き時代のやや固めながら優雅な趣のあるいい文章。古森、塚山、トム・ボンバディルとの出会いなどの映画で省略されていた部分が興味深い。映画だとアルウェンが黒の乗手を退けたが原作では違う人物だった。1/4〜1/18