- Amazon.co.jp ・本 (218ページ)
- / ISBN・EAN: 9784568400779
感想・レビュー・書評
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2010/4/25 借りて、 読み始める。2011/3/15 読み終わる。
図書館の新刊棚に並べてあったこの本の表紙に目が釘付け。
印象的な肖像画、ヤン・ファン・エイクの「アルノルフィーニ夫妻像」です。
中を見ると豊富な画像(写真・絵画・イラスト)がり すごく面白そう〜〜。
世界的な歴史と関連させて、衣服の変遷が述べられていてすごく面白かった。
歴史映画を見るときも、衣装も重要なポイントになりますね。
内容と著者は
内容 :
時代の美を集約するデザインの宝庫である「服飾」について、
古代から現代まで時代を追って、豊富なヴィジュアル資料を駆使して簡潔に解説。
服飾とその歴史が持つ多様性の意味がわかる恰好の手引き書。
著者 : 深井 晃子 -
【書誌情報】
発売日 2010年3月24日
ページ数 218ページ
著者 深井晃子+徳井淑子+古賀令子+周防珠実+石上美紀+新居理恵+石関亮
ISBN / 商品コード 978-4-568-40077-9
造本・体裁 210×148 mm
定価 2,625+税
在庫 有
世界の服飾の歴史解説書として不動の人気を誇るカラー版・世界服飾史の増補新装版。
初版刊行から現在までの10年余分を新たに追加した、世界服飾史解説書の決定版。
本書は服飾とその歴史が持つ多様性と意味の大きさを考える、格好の手引きとして編集された。服飾は時代の美を集約する美術作品や、驚くべき奔放な創造性を示すデザインの宝庫でもある。また、最新の技術や素晴らしい手仕事が集約されたものでもあり、それらが豊富なビジュアル資料を駆使して簡潔に把握できるよう、構成されている。
<http://www.bijutsu.press/books/2010/03/20100324.html>
【目次】 ルビは〔 〕で示した。また、章題の直後につけた〔〕で執筆者を示した。
はじめに(監修者=深井晃子) [001-002]
目次・凡例 [003-004]
I章 古代〔徳井淑子〕 005
1 オリエント 006
メソポタミア/エジプト
2 ギリシア 013
クレタ文明とミュケナイ文明/懸衣とドレーパリー
3 ローマ 018
エトルリア文明/トガの展開/ギリシアの継承とゲルマンの影響/[コラム]マールティアリースの『エピグランマタ』
II章 中世〔徳井淑子〕 025
1 5世紀から10世紀まで 026
ビザンティン文明/フランク族の文化
2 11世紀から12世紀まで 030
バイユーのタピスリーが伝える風俗/文学が記す男性の服飾/[コラム]手袋のシンボル/ブリオーの形態と表現/パープル染
3 12世紀末から14世紀半ばまで 036
マントの習慣/毛皮文明/コットとスュルコ/ミ・パルティと縞柄/[コラム]“ズボン〔キュロット〕をめぐる争い”
4 14世紀半ばから15世紀まで 044
脚衣と短い上衣の組み合わせ/紋章の流行/[コラム]下着姿のシンボル/[コラム]黄色の服はなぜ稀〔まれ〕か/衣服の色とそのシンボル/黒の発見
III章 16世紀〔徳井淑子〕 053
1 形態と装飾 054
ラブレーが伝える男性の服飾/誇張と変形/ブラゲットとポシェット/[コラム]『鉱物誌〔ラピデール〕』と宝石の効能/女性の服飾
2 国民性と国際性 063
各国モードの交流/[コラム]贅沢禁止令/黒の流行/服飾版画集の刊行/[コラム]「南蛮」服飾と日本
IV章 17世紀〔古賀令子〕 067
1 オランダの繁栄,そしてフランス・モードの確立へ 068
2 17世紀前半 069
詰め物の消失と騎士風モードの台頭/デコルテと付けぼくろの流行
3 バロックの美意識:ギャラントリー 073
4 17世紀後半 075
ルイ14世の時代/モリエールが風刺する装飾過剰のモード/近代的男子服の原型が成立/壮麗な宮廷衣装とローブ・ド・シャンブル
5 インド更紗の流行 082
[コラム]ベラスケスとスペインの宮廷服/[コラム]綿の伝播
V章 18世紀〔周防珠実〕 085
1 貴族社会の頂点、そして革命へ 086
2 ロココの男性服 087
3 18世紀前半の女性服 089
洗練と調和/絹織物とアンディエンヌ/シノワズリーと服飾/パニエとコルセット/[コラム]当世風結婚
4 18世紀後半の女性服 099
極限の人口美と自然への憧憬の二極性/モード商人とモード雑誌/巨大な髪型
5 革命からナポレオンの流れ 103
[コラム]子供を救ったルソーの『エミール』
VI章 19世紀〔石上美紀〕 109
1 ブルジョワジーの時代、新しい流行のリーダー 110
2 男性の服飾 110
19世紀前半‐ダンディズムの服飾/19世紀後半‐紳士服の定型化とカジュアル化
3 女性の服飾 116
1820~30年代‐ロマン主義時代/1840~50年代‐ペティコートの重ね着で膨らむスカート/1850~60年代‐クリノリン・スタイル/[コラム]カシミア・ショール/1870~80年代‐バッスル・スタイル/下着の時代
4 モード産業の基盤 126
織物産業の発展と既製服の誕生/デパートの創設/パリ・オートクチュールの創設/[コラム]モデルニテ(近代性)とモード/流行のリーダーの多極化/ファッション雑誌の普及
5 新しい衣服の方向 129
衣服の細分化,スポーツとリゾートの衣服/女性解放運動とブルーマー/[コラム]ジャポニスムの影響/ラファエル前派の芸術家たちによるエステティック運動(1880年代~1900年代)/1890年代~1914年――ラ・ベル・エポック/[コラム]子供服〔深井〕
VII章 20世紀前半〔新居理恵〕 135
1 1900-1910年代 136
解放へ,コルセット放棄/新しい生活,新しい服/システムの確立
2 1920年代 142
現代服へ/日本における洋装化/スポーツ・ウェア,現代服のベーシック/モードとアートの接近/[コラム]アール・デコと漆/[コラム]ツタンカーメンの発掘
3 1930年代 155
恐慌の時代/新素材の開発/ファッション写真
4 1940年代 159
戦時下のファッション/[コラム]政治とファッション
VIII章 20世紀後半〔深井晃子〕 161
1 1950-1960年代 162
パリ・オートクチュール神話/身体意識の革命,ミニの登場/化学繊維の時代/プレタポルテ/[コラム]ナイロンストッキングからパンティストッキングへ/ストリートファッション
2 1970年代 175
全てが許された時代/ジーンズの世界性/[コラム]五月革命
3 1980年代 179
保守と前衛/日本のファッション・デザインの広がり
4 1990年代 181
脱構築ファッション/曖昧になる枠組――性差,身体と服/[コラム]ポストモダン〔石関〕
IX章 21世紀〔深井晃子,石関亮〕 185
1 2000年代 186
ファスト・ファッション,そして手作り/[コラム]アートとファッション〔石関〕/東京ストリート・ファッション/[コラム]ロリータ・ファッション,ゴスロリ・ファッション〔深井〕/自由になる男性ファッション/なぜ服を着るのか?
服飾史年表(※折込) [/]
掲載作品データ [201-205]
参考文献 [206-211]
人名索引 [212-213]
事項索引 [214-217] -
写真が多い分、字が細かい。
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紙質により重量本。