洞察力: 本質を見抜く眼力の秘密 (PHP文庫 ナ 1-1)

著者 :
  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (213ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569563749

感想・レビュー・書評

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  • 三毒追放など、わかりやすい日常の習慣も書かれていたが、後半の仏教の話についていけず。
    また時間をおいて、読み直してみたい。

  • 【ノート】
    ・悪いイメージを持つなと言っても持ってしまうが、それを自分でリピート、増幅しては、自分に悪い暗示を強化しているだけ、ということ。「三悪追放」
    ・天風さんと共通点が多い。また、デビッド・アレンのGTD本につながる部分もある。
    ・右脳と左脳、いのちと計算。
    ・般若心経
    ・「いのち」が理性という「計算」が休んでいるときに独自の解き方を試みる。(P191) → 無心になれたとき、俺は俺のリズムを取り戻すことができるんだ。(響鬼38)
    ・P133

  • 洞察力を養うための解説本ではあったのですが、内容的には難解でしたね。仏教や禅の話も出てきて、稲盛和夫の本でも、よく登場してくる三毒や六波羅蜜に関する話も織り交ぜられておりました。
    いずれにしても、洞察とは、過去に得た真実のデータを自在に観ることによって、自分のとるべき態度が自動的に理性的に決まることであり、それを実現するためのレクチャー本です。

  • この本で言ってることは、要するに「物事をあるがままに受け取れ」ということなんだけど、これが人間にとっては難しい。どうしても、あるがままの現実に解釈を加えてしまう。あるがままの現実をこの本では「真実のデータ」と呼んでますが、それをそのまま脳に保存しとけばいいものを人間はそれに言葉であれこれ解釈を加えて(この本では妄想と言ってます)真実ではないデータにしてしまう。これが洞察力を無くしてしまう根本原因になっていると著者の中山正和さんは言うわけです。で、そうしないためにはどうしたらいいのか。その方法などが書いてあります。

    あと、人間(に限らず動物)は刷り込みで幼い頃に好き嫌いが決まってしまっているので、それに逆らうようなことをやろうとしてもうまくいかない、てなことも書いてありました。

  • こう言う考え方もあるのかなあと。

  • (U)「本質を見抜く力」とは、どのようにして身につけていくのかという大きな問題に対して、医学的、東洋哲学的な見地からひも解いていき、人間の脳の活用方法を紹介している。

    基本的な考え方として、真実のデータは自分の目、手で感じた物から作られると考え、人が言葉を通して得られる情報を”真実”と信じてしまうことに警鐘を鳴らしている。最近は、インターネットやテレビなどで報じられている情報をそのまま信じてしまう傾向が強い中で、情報を自分の中でどのように分析して自分の考えとするのかなど、日常生活の中で実践していくことなども紹介されている。

    また、勝間さんが紹介したことで広まった「三毒の追放」(妬まない、愚痴らない、怒らない)はこの本から引用されている。
    三毒追放を実践することで、人間関係が改善され、運が開けてきたと紹介されている。本全体を通じて、お坊さんの説法を受けているような感覚にもなるが、自分の人生を見つめ直す時にお勧めの一冊。

  • この本を読んで洞察に対して、照見という言葉があるのを知りました。
    この言葉は漢字だけ見ても同じものには見えないですが、意味は両方とも同じでした。
    洞察という言葉は国語の授業などや生活してる中で聞いたことが何度かありましたが、照見といういう言葉は今まで生きてきてまったく聞いたことがありませんでした。
    本の内容は私にとっては難しくよくわからないところが多かったですが、この洞察に対する同じ意味の照見という言葉を知ることが出来たのでそれだけでも収穫があったかなと思いました。

  • 洞察とは真実のデータに基づき将来を予測すること。

    固定概念に注意。

    たまには、子供や犬のようになって。

  • ●未読
    ◎「起きていることはすべて正しい」(勝間 和代/ダイヤモンド社(2008-11-29)p.127・332で紹介
    【「仏教の三毒追放」:「妬む、怒る、愚痴る」をやめる
     →「ここで妬まず、怒らず、愚痴らずに、どうやったら問題解決できるのか」という姿勢でトラブルに対処する事で、「味方」を増やす事もできる。】

  • 洞察力とは、真実のデータのもとづくもの、ということを明確にしています。
    真実のデータとは、詳細なデータではなく、その人が今までに見聞きし、経験したこともすべてを含む。
    真実のデータと、それを理解する正しい心が必要ということで、本の後半は仏教哲学(特に般若心教)の話しで、すこし面食らいました。
    禅の修行というか邪念の取払いかたとか、最近流行のロジカルシンキング本とは一線を画す面白い本でした。

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