コンサルティング・マインド: ビジネスマンのためのコンサルタント能力養成読本 (PHP文庫 の 5-1)
- PHP研究所 (1999年7月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (275ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569572949
感想・レビュー・書評
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近所の図書館で借りました。
『経営コンサルタントの仕事』の野口さんが、その5年前に書かれた本です。
基本的に、この本を簡潔にわかりやすくまとめたのが『経営コンサルタントの仕事』なんだと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
既に絶版らしいですが、参考に読みました。
やはりコンサルタントの方が書かれているだけあり、自身のコンサル経験と
今現在の自分の状況と照らし合わせて読むことが出来ました。
勉強になることも多く、即実践するべきポイントもつかませてもらいました。
以下、minutes。
・革新の瞬間は自己変身の必要性とその変身すべき方向性を見出す瞬間であり、ひとつの芸術なのである。
・失恋は、自分概念の再構築の絶好のチャンス。なぜ失恋で女性は髪を切るのか。
・理論、メソッドは使いこなしてこそ意味がある
・分析価値は伝わって初めて意味がある
-何のための分析結果なのかを明確にする
-常に言いたいパートを一言のメッセージにする
・コンセプトとは、差別化概念である。
-差別化、説得化され得ないものは、コンセプトとは呼べないのである。
・コミュニケーションとは何なのか、相手を理解するとはどういうことなのかを知る必要がある。
・管理するとは、コミュニケーションすることなり
・仕事に怒っても、人間に怒らないこと
・明るく強く、負けず嫌いの人情家になるべし
・ホットで繊細、クールで大胆を心がけよ
・スキルよりもコミットメント
・実力では太刀打ちできない困難も、信念、思いがあれば道はひらける
・いつもクライアントの立場に立っていたのでは、コンサルタントの存在意義が無い
・説得の美学
・クライアントの特殊性に惑わされず、本質を見抜く
・マネージャからリーダーに変身せよ
・自己向上意欲が無くなったら廃業せよ
・コンサルタントは聖職者たれ -
結構古い本ですが、こちらの本を読んで感想文を書くことになったので、急いで読んでます。これまで読んだ本に比べて、参考例として引用されている事例や例え話が古いですが、コンサルティングのツールやフレームワークについてはちゃんと整理されていて、今でも十分通用する整理だと思います。
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本を読んだだけでコンサルティングができるわけではないですが、かといって学習しないコンサルタントはいませんので、コンサルタントに憧れている方は、とにかく読んでみて下さい。そして実践でこの思考法や理論が使えるか、試してみて下さい。そうやって、魂のこもったコンサルタントになっていってください。