- Amazon.co.jp ・本 (214ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569602103
作品紹介・あらすじ
「カウンセリング」ということばが日常的に使われるようになった。ここでいうカウンセリングとは、人生問題の相談にのる相談活動、もしくは援助活動全般をさしている。たとえば法律相談、育児相談、健康相談、結婚相談、職業相談、留学相談、心理相談などが含まれる。 これらの相談活動の一貫した原理・技法・理論等を研究・開発するのが「カウンセリング心理学」で、その成果は今や専門のカウンセラーのみならず、企業の管理職、教育に携わる親や先生、患者と接するナースなど、あらゆる職業の人々に幅広く活用されている。 本書は、カウンセリングに関心のある方々に、カウンセリングという援助活動を支えているカウンセリング心理学の概要と実践法を易しく説いた、初の入門書である。職場や学校、家庭など、あらゆる場で生じる人間関係の悩みに、また現代人の抱える心の渇き・閉塞感に、どう応えうるか。ますますニーズの高まる心理学への格好の手引き。
感想・レビュー・書評
-
田丸先生推薦
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
人間関係で悩みやすい人はこの本の第2部に目を通すのをオススメする。
(本全体としては、カウンセリング心理学を学ばれる方向けの内容となっている) -
カウンセリングとはなにか?という入門書であり、押さえておくべき知識として必要。
-
http://kurakakeya.cocolog-nifty.com/blog/2008/06/183_d761.html
で救われたーって書いてた本。念のため登録しとく -
94円購入2014-02-17
-
文字通りカウンセリングの入門書。
といってもカウンセリングの実態について詳しく踏み込んでいるわけではないので、あくまでカウンセリングに興味のある人向けという感じ。 -
読了
-
まさにタイトル通りの内容であり各論はより詳しい書籍を参照するよう即される。
複雑化していく社会に適応していくために、心理カウンセリングのニーズはますます高まると解説する。 -
読みやすい。
折衷主義。プラグマティックアプローチに共感。 -
以前転職を機に、私自身が精神的にかなりまいった時期があり、心理学関係の本を読みあさりました。そして一時は真剣にカウンセリングの道に進もうとまで考えました。実際、大学院のカウンセリング専攻を受験しましたが、面接の際、「あなたのアイデンティティは?」と質問され、答えにつまってしまいました。今なら答えるすべを知っているのですが、案の定、不合格でした。さてそのころ私はカウンセラーになるには臨床心理士の資格を取らないといけないと考えていました。しかしそれは間違いであることが、本書を読んで分かりました。著者によると、臨床心理学というのは病的で普通の生活が送れなくなってしまった人を対象にしている。それに対しカウンセリング心理学では一見問題なく普通に生活しているが、実は心に問題を抱えている人、あるいは問題がなくともさらに成長したいと考えている人を対象とする。さらにカウンセリングは何も一対一に限ったものではない、グループで行うものもある、ということが分かってきました。読み進むうちに「なんだ自分は毎日カウンセリングをしているのではないか」と思え、何となく自信がわいてくるのでした。特に、キャリアカウンセリング(進路相談)は私たちの最も大事な仕事の一つなのですから。カウンセリング実践法については、筆者の考えが私とはちょっと違うなあと思えるところもいくつかありましたが、いろんな考えにふれることも大切なんですよね。