花見と桜: 日本的なるもの再考 (PHP新書 110)

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  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569610634

作品紹介・あらすじ

花見か桜か、どちらが真に日本的なるものか?精神性や悲哀の美学と結びつけられることが多い桜。だが桜だけを見て「花見」に目を向けなくては、日本文化の本質を理解したことにならない。「群桜」「飲食」「群集」の三つを成立条件とする花見は、世界に類のない民衆文化である。本書では、「貴賤上下を超えた共同の幸福の場」としての花見の歴史的・社会学的考察を通して、古来より豊かな社交性で生活に彩りを与えてきた日本人の姿を描き出す。ユニークな「花見論」への挑戦。

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著者プロフィール

1949年、大阪府生まれ。京都大学大学院農学研究科博士課程在籍中に西ドイツ・ハノーファー工科大学に留学。京都大学農学部助手、国際日本文化研究センター助教授を経て、現在同センター教授。
著書に、『日本文化としての公園』(共著・八坂書房)、『プラトンハンター』(講談社/毎日出版文化賞奨励賞)、『近代都市公園史の研究』(思文閣出版)、『旅行ノススメ』(中公新書)、『カラオケ・アニメが世界をめぐる』(PHP研究所)、『大名庭園』(講談社)などがある。

「2011年 『都市歴史博覧』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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