道理に生きる: 中坊公平実戦語録

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  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569613567

作品紹介・あらすじ

闘う弁護士、半世紀の現場と信条。

感想・レビュー・書評

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  • ■ほとんどは、これまで読んできた中坊の本と同じで特に発見はない。(以下の点は除く)
    ■「二割司法」という言葉により、司法改革(弁護士増員)の推進役となった中坊氏だが、「二割司法」という言葉は単なるアンケートをもとに作成したもので、数値的データを元にしたものではなかった。ただし、当時り法曹連中にもなんとなく受け入れられた言葉であったということは、実態と、そんなにかけ離れたものではない、と言うことなのだろう。
    ■問題は残りの8割の紛争解決は日本社会では何により解決されるのか? の実態データである。中坊のあげる8割はあくまでデータなしの推測であるが「泣寝入り」「政治決着」「暴力」「行政指導」をあげる。
    ■個人的見解で、これもデータなしだが、このうち「行政指導」が日本では最も強力な紛争解決手段ではないか。そうであれば、行政 vs 司法の縄張り争いとなるが、明治時代から(もしかしたらそれ以前から)日本は行政により大衆支配、管理を行ってきたので司法が行政に勝つのは殆ど不可能なのではないか? というのが最近の私の考えている所である。(よって司法改革は成功するはずもなし)

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