子どものための論理トレーニング・プリント

著者 :
  • PHP研究所
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本棚登録 : 268
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (143ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569640129

作品紹介・あらすじ

本書は、ドイツ式の言語技術教育のメソッドを用いることで、論理力、文章力、コミュニケーション力を正しく身につけさせるプリントです。論理的な考え方が身につく「問答ゲーム」、文章構成力を伸ばす「物語」の訓練、筋道をたててわかりやすく説明する力をつける「説明、描写」の訓練、すぐに使える技術「報告」の訓練、視点を変えて考える練習、分析力を鍛える「絵の分析」で構成されており、つくば言語技術教育研究所のメソッドの集大成ともいえるものです。▼小学1年生からはじめても、中学生、ひいては高校生が使ってもさしつかえない内容になっています。なぜなら、今の日本の国語教育では、本書が教える本来の国語力を身につけさせるためのメソッドが確立されていないからです。そして、論理力からの育成には、子どもの頃からの訓練が不可欠あり、論理力は全ての能力の基礎となるものです。イラストを使って、楽しく「国語」の基本を学んでください。

感想・レビュー・書評

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  • ”子どものため”の練習帳ではあるが、説明の仕方の基本中の基本をあらためて認識するという意味では、大人が頭を整理するために読むこともできる。
    特に「はじめに」の部分は非常に興味深い。日本では、学校の「国語」で何を習ったのかという質問に答えられないのに対して、他の先進諸国では、「国語」を技術教科として捉え、段階的に訓練されているという。「国語」を技術教科という風には考えたことがなかったので、まさに目から鱗だった。日本の国語教育自体の問題点をうきぼりにしているという点で、画期的なトレーニングメソッドだといえるだろう。

  • 修了日 2018/08/30

    7/1からほぼ毎日、一項目ずつ訓練。

    おそらく小学三年生くらいから小学六年生くらいまでを対象にした記入式ドリル。
    構成は、レベルごとに5ステップに分かれている。
    内部がさらに下記6つの分野に分かれている。
    論証、物語、説明(A,B)、報告、視点を変える、絵の分析。

    私はステップ1の論証から順にやっていった。

    読書猿氏が馬鹿にせず最後までやりなさい、と仰っていたので始めた。
    たしかにステップ1の出だしはかなり馬鹿にしていたけど「説明A」あたりから真顔。
    ステップが上がっていくにつれて冷や汗かいた。結構がんばった。

    復習しよう。

  • 説明や言語化が苦手なのでいい大人ですが子供向けの国語ドリルを買いました。

    コミュニケーションが噛み合わない原因に対して改善する方法
    書き言葉、話し言葉それぞれの文の組み立て方
    といった言葉の組み立て方が問題を解き進めるうちにわかってきます。

    解き終えてから「なんて言ったらいいんだろう、、」と困ることはかなり減りました。

    子供にやらせたいですし是非義務教育に取り入れるべきだと思いました。

  • #読書猿 さんのおススメ本ということで読んでみました。

    はじめは、誰が・何を・どうして、を意識するところから。次は与えられた言葉を使って短文を作り、自己紹介を。
    その後、描写の基本をおさえて、絵から読み取れることを説明し、簡単な物語を作ったり、報告文を作ったりとステップアップしていきます。

    大人にとっては簡単すぎてげんなりする方もいらっしゃるかも(特に前半)。私も少し、気持ちばかり急いでしまうところもありました。
    でも、徐々に『あ、こういう視点もある』『基本だけど忘れがちかも』が出てきて、しっかり読み進めていこうという気持ちに変化しました。

    子どもの考える力を鍛えるために一緒にやるのもいいし、大人がやり直し学習のために取組むのにも使えると思います。

  • 2018/02/26 初観測

  • 文章力強化のため、自分用に。
    日本の小学校に導入するべき。
    自由に考える力が身に付くと思う。

  • 高学年になっても、本当に書くのが苦手な子に。
    評判の良い問題集がことごとく我が子にはレベル高すぎ。
    この本は易しいところから徐々にレベルアップ。そして伝えるための文章を書くことに重点をおいていて、下手に解法や文法を説いていないのが良かった。

  • これ、良いですね~。
    子ども向けの本とか、入門書って侮れないですね。
    書き込み式なので、分かったつもりでも書けなかったり・・・
    初心忘れるべからずです。

  • 是非、問題解いてください!

  • 「子どものための〜」と書いてありますが、大人が使っても十分です。大学の先生から教えていただきました。情報というよりは、どちらかというと国語でしょうが・・・

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著者プロフィール

つくば言語技術教育研究所所長。日本読書へのアニマシオン協会副会長。財団法人ソニー教育財団評議委員。平成18年度文部科学省言語力育成協力者会議委員。
日本サッカー協会コミュニケーションスキル専任講師、麗澤中学・高校非常勤講師、茨城県立中央看護専門学校非常勤講師、朝日カルチャースクール講師、
東京生まれ、中高4年間をドイツで過ごし、ドイツ式論理トレーニングを学ぶ。上智大学ドイツ語学科卒。丸紅勤務後、1984年にドイツ式作文教室を主宰、1990年言語技術教室開設(現つくば言語技術教育研究所)。
主な著書=『外国語を身につけるための日本語レッスン』『子どものための論理トレーニングプリント』

「2002年 『手のなかのすずめ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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