章題を並べてみると
・「ものわかりのいい上司」が部下をダメにする
・できる上司は、ときに非情である
・部下が伸びる、”非常識”な育成法
・部下を育てるほめ方、叱り方
・尊敬される上司、バカにされる上司の話し方
いろんなことが論じられているので、いまどきの観点から反証するもよろし、筆者の観点に納得するのもよろし、どちらの使い方もできるでしょう。
いまどきのリーダシップ論にどこか違和感を感じていらっしゃる方は、1回読んでみると自分の違和感が整理しやすくなると思います。
異論反論していても、最終目標とすべきところは同じなんですね。
bambooは、どちらかというと、成果が上がるチームをつくるためのプロセスの問題であり、コーチングやメンターとは別のアプローチを紹介したものと理解しました。
成果が上がるチームの3つのポイント、というのがおもしろかったので載せておきます。ぜんぜんまともでしょう?
==以下引用
1.集団目標を明確にし、できる限り目標作りに参画させる
1)チームワークの強弱は、メンバーの目的達成の意欲の強弱で決まる。
2)達成すべき目標を明確に示し、その達成方法を具体的に教えたり示唆する。
3)メンバーが集団目標に共感、共鳴し、意欲的に協力するように動機づける。
2.協働意識を強化する
1)チームの協力目標、テーマ、ルール、約束事などを明確に掲げて、各人に役割を与え、努力を集中させる。
2)互いの役割を尊重し、声を掛け合う協力の精神を強める。
3)各人に、わがチームには欠かせない重要な存在であることを認識させる。
3.集団の知恵を活用する
1)約束事など大事なことの決定には、メンバーを参画させ、意見を言わせ、集団の英知を活用して決める
2)仕事に必要な権限を委譲して、意欲的、自主的に遂行させる。
3)ともに行動し理解を深める。リーダーは時にプレイング・マネジャーの立場に立ち、メンバーとともに行動し、メンバーと相互理解を深め、心をとらえて人を動かす。
4)集団の誇りとプライドを高めること。良い伝統や社風・慣習を育て、メンバーにわがチームに属することの自信とプライドを持たせ、困難突破のための団結意識をもたせる。誰だって、よいチームや組織に属して、自他共に認められる、誇りの持てる集団で仕事をしていたいという気持ちが強い
「成果を生むチーム作り」について、結論的に言えば
・明確な目標の共有
・コミュニケーションの充実
・役割意識の徹底
ということが言えそうだ。
==引用ここまで
2007/09/30