頭がよくなる照明術 (PHP新書 432)

著者 :
  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569657745

作品紹介・あらすじ

「ゆっくり休んだつもりなのに疲れがとれない!」うつ、疲れ目、不眠…ストレスの一因は光にあり。「がんばって働いているけれど、うまくいかない!」プレゼンの成功も、企画のひらめきも照明次第。人間の脳をコントロールしているのは、じつは光。ならば光を味方につけた「灯り脳」になれば、心も身体も安らぎ、眠れる潜在能力が開花する!日本初の"灯りナビゲーター"が、意外と知らない照明の基本知識をやさしく解説。家や職場ですぐに使えるちょっとした裏技で、快適な生活を約束する。ビジネス成功の道を照らす光となる本。

感想・レビュー・書評

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  • 200911/スタンドの光を壁のコーナーや天井に当てるだけで部屋が広がって見える/照明に興味がある消費者が店にやってきても、家でどう使うのかというイメージを店頭でもてなければ、買ってはもらえない/光が頭の上にあると興奮、下がってくるにしたがって心は落ち着いてくるもの。これは太陽の光で昼間に体験しているのと同じ心理現象/私たちは、ほとんどが前を向いて生活している。床をいくら明るくしても、目線の先は暗いまま。ほんとうはちっとも明るくない/間接照明は壁や天井に光を当てるので、目線の先が明るくなり、部屋がより広く、天井がより高く開放的に感じられる/映画館気分で部屋を真っ暗にしてテレビ画面を観ることは目にとってNG!テレビ画面と周りの明るさに差があると、目が画面の明るさとそのうしろの暗い壁の両方に対して調整を繰り返してしまうので、眼精疲労の原因になってしまう/テレビの後ろに灯りを設置して壁を明るく照らせば目に優しく、ワンランク上のホームシアターになる/夜の庭を素敵に演出する秘訣:ピラミッドの底辺・頂点・全体をそれぞれ光で包む/鏡の上に照明がついているだけの洗面台は「モテない明かり」:目や鼻の下、あごなどに影ができて性格に顔がチェックできない/究極の「モテ明かり」のイメージは芸能人の楽屋鏡:上だけでなく横や下にも照明がついている鏡/パッとできて部屋も自分もきれいに見える「即席モテ明かり」:布をテーブルの上にすっぽりかぶせ、その下にスタンドを置いて点灯するだけ。部屋を暗くすると、テーブルから神秘的な光がこぼれ、異空間にいるような不思議な感覚。ほんのりしたからこぼれる光はそこにいる人の顔をきれいに見せてくれる/

  • 照明についてどう日常生活で応用できるのか考えていきたいと思いました。

  • 簡単にできる照明術が具体的に紹介されていて、とても良い。具体的に、こういう風に試してみようと思わせることは、この手の本にはとても重要だと感じた。
    しかし、全体的に「上から目線」、「欧米スタイル偏重」を過剰に感じてしまうのは、文章が拙いからか、それともそれらが背景にあるからか。例えば、「たいてい、安価なアパートの窓からは青白い光が」、「高級マンションの窓に映るのはオレンジ色の光」という記述に、違和感を感じてしまった。また、照明術だけではなく、睡眠学とかうつ病についてなど、少し脱線気味に感じてしまう章もあった。

  • 7年ほど前の本だが、引越にあたって照明を購入する必要があるので、再読した。

    「頭がよくなる」といった釣りのタイトルは余計であるが(当時こういうタイトルが割と流行っていた気がする)、灯りが睡眠やリラックスなどにもたらす効果がわかりやすく説明されている。

    本書の出版時には、LED照明は一般的ではなかったので、それについての言及はないが、原則は変わらないはずである。

    昼の太陽光のような「青白い光」を頭の上から浴びると“活動的”に、
    夕焼けのような「オレンジ色の光」を低い位置から浴びると“くつろぎモードに”


    本書を読んで、それまで無頓着であった照明についての意識が変わり、手軽に家の雰囲気を変えることのできる灯りのパワーを認識することができた。当時これを読んで、家の蛍光灯を電球色に変えたのを思い出す。確かに優しい光になった。

    せっかくの機会なので、新しい照明はしっかり選ぼうと思う。

    また、春から新しい生活を始めようとしている人はもちろんだが、少し部屋の雰囲気を変えたいな~という方にも是非読んで欲しい本である。

    だけど、どこへ行けばいろいろな照明器具を見られるのかな??
    家具屋さん?ハンズ?ロフト??

  • 昭和の時代に生まれた人は、ぜひ読んでほしい一冊。

    日本人はどうやら、照明に対する意識が低すぎたり高すぎたりするようです。

    具体的な指南については、当然役に立つ内容なのですが、それよりも、
    「部屋全体が過剰に明るい状態にできる=裕福」と言う時代があった。
    それが日本人の根底にって、実は「安らげない照明」の下に日々晒されていることに気がついていない。

    その部分が、この本の中の重要な気づきでした。

  • 使えそうな照明術
    ①モデルルームにあるようなソファへ。
    ソファのうしろ、下にスタンドや蛍光灯。
    ソファのうしろや下から光が溢れて、まるでモデルルームのような部屋に早変わり。
    ②バーやお洒落なレストランなどで見かける
    「光る棚」へ照明リフォーム
    観葉植物の影を壁に演出する照明リフォーム

    光は大きく分けて2種類
    朝方や昼間の光の色・・・青白く、爽やかな色、人を活動的にする。
    夕焼けの色・・・オレンジ色。温かみのある色。人に安らぎを与える。
    暖色系中心の部屋は、寒色系よりも滞在時間が実際より長く感じられることがわかっているらしい。

    光は大きく分けて3種類
    昼光色(白色)→昼白色(中くらい)→電球色(黄色)
    正確には白みの強い昼光色から昼白色、白色、温白色、電球色とだんだん夕焼けのようにオレンジ色が濃くなる。
    電器屋さんでは青白い光が一番明るく綺麗に見えるため、昼光色を買いがち。買いに行く前に「寝室のスタンドには電球色、リビングの天井には昼白色」というように決めてから行くこと。
    調光器というもので、光を調整出来る。
    明るさを半分に落とすと、消費電力は25%ダウン、寿命は10倍に伸びるなど、経済的。

    和ろうそくと洋ろうそく
    普段よく見るタイプは洋ろうそく
    和ろうそくの炎はドラマチックに燃え上がり
    明るさやインパクトが違う。
    心を穏やかにしてくれる。

    その日の体調を決めるのは朝日
    サーカディアンリズム(概日リズム)を朝日を目で捉え、リセットさせる。
    朝起きれない場合は、光の目覚ましが有効。

    良質な睡眠の三大要素
    睡眠の長さ
    眠る時間帯
    睡眠の深さ

    大事な要素は光
    ①大切なのは朝日をしっかり浴びること
    ②夜、寝る前の照明を眠れる灯りにする

    ・就寝前のパソコンやテレビの光は睡眠の敵
    (メラトニンの分泌が抑えられる)
    メラトニン・・・眠りを深くするための大切なホルモン
    ・就寝二時間前から灯り術
    夜、眠る二時間前から眠る為の照明に切り替えないと、睡眠の質が悪くなることがわかっている。
    ポイント
    ①昼の太陽のように真上から明るく照らす昼光色や昼白色の蛍光灯は消して、電球色の蛍光灯や白熱電球などのオレンジ色の光で過ごしましょう。
    ②寝る前にはパソコンやテレビは観ないようにする。
    ③夜間、とくに寝る前にコンビニには長くとどまらないようにする。

    オススメの過ごし方
    就寝二時間前くらいにはバスタイム
    身体中の深部体温を温めてリラックス
    一時間ほどしてあがったときにはベットルームは灯りの準備
    天井の照明は消して、白熱電球などを使ったスタンドで壁や天井を光らせる間接照明→オレンジ色の光
    この状態で明日の用意や歯磨きなど
    寝る前の恒例行事。テレビは一切つけず、心地よい音楽など流しておけば完璧です。
    どうしても本を読まないと眠れないという人は、間接照明に手元のスタンドをプラスして、長時間にならない程度に読書を楽しむ。
    そして、寝る三十分くらい前になったら、足元の照明だけに切り替えてベッドへ。
    この状態でストレッチなどして、身体をほぐして眠るとより効果的。
    著者は寝る三十分前はスタンドをベッドの足元に置いてストレッチをしている。スタンドにはタイマーを設置。三十分経つと照明が消えるようにしている。真っ暗闇だとすぐには眠れないが、十分ほどストレッチして布団に入ると、まだ灯りのついている二十分間で寝てしまうらしい。
    スタンドにタイマーを併用するこの方法はオススメ。朝、目覚める時にも活躍している。
    スタンドを使う際に注意したいのは、光源が自分に見えないようにすること。つまり、光が目に入らないベッドの下に置いて光らせる。すると漏れ出た光が壁に綺麗に浮かび上がり、暖炉や焚き火のそばにいるような安らかな気分になれる。

    光をコントロールすること以外にも
    ・起床時間を一定に保つ
    ・運動を定期的に行う
    ・バスタイムにぬるめのお湯で身体の芯から温め、疲れを落とす
    ・1日3食、規則正しく食事をとる(肝臓には第二の体内時計がある。朝食を抜いてしまうと、栄養が肝臓に行かず、体内時計が動いてくれない。とくに朝食はしっかりととりましょう。)
    ・寝る四時間前にはお茶やコーヒーなどの刺激物を飲まない。
    ・タバコも寝る一時間前は避ける。
    ・可能なら午後一時から三時の間に二十分程度の昼寝をする。
    ということも体内時計を乱さず安眠に導くポイントです。

    良質な眠りのための三つの光
    寝る前に照明、眠りの途中の照明、起床時の太陽光。
    人生の三分の一は睡眠。この睡眠を大事にしてこそ、毎日の仕事もプライベートも充実してきます。ぜひ、光を上手にマネジメントすることで良質な睡眠を心掛けてください。

    作業の際に必要な灯りの三つのポイント
    ①机の上の明るさと部屋全体の明るさとの差が三対一以下になるようにする。
    ②手の影が出来ない位置にスタンドを置く(目線の先に影が出来ないように心がける)
    ③紙やパソコンの照り返しに対応できるように、光の角度を変えやすいスタンドを選ぶ


    バスルームの照明
    ノーリツ LX 浴室調光

    光のピラミッドを部屋の間接照明でも活用

    視力を落とさずに映画館気分でテレビを観るには
    映画館気分で部屋を真っ暗にして画面を見ることは、目にとってNG!!
    テレビの画面と周りの明るさに差があると、目が画面の明るさとそのうしろの暗い壁の両方に対して調整を繰り返してしまうので、眼精疲労の原因になってしまう。
    間接照明で雰囲気作り。
    天井の照明を消して、ソファの下に蛍光灯を置きましょう。ソファの下から溢れる光が素敵です。目線より下の灯りは人をリラックスさせる光。さらに壁のコーナーや天井に光を。壁の一部にしか光を当ててないのに、いつもの部屋が明るくグーンと広くなったように感じるはずです。仕上げは目のケア。テレビの後ろに灯りを設置。壁を明るく照らしましょう。すると目に優しく、ワンランク上のホームシアターの登場です。
    ホームシアターの二要素
    「雰囲気良くリラックス」「視力を落とさない」

    配線ダクトを上手に活用してレストランのようなダイニングへ
    ①ランプの色をチェンジ
    キッチンは青白い昼光色へ。ダイニングはオレンジ色の電球色へ。さらにスタイリッシュに演出したいのなら次の②を
    ②配線ダクトを活用
    工事不要の配線ダクトなら、今ある天井照明と取り替えるだけで数分で取り付けられる。
    あとはそこに好みのペンダントライトをカチッとはめ込むだけ。
    光が小さな器具を数個取り付ければ、食器や料理にキラメキをプラスしやすくなる。
    さらに両端にスポットライトをつけて、壁にかかっている絵をライトアップ。スタイリッシュな演出が可能です。
    ③キャンドルの光で雰囲気をチェンジ
    テーブルの上にキャンドル
    この時部屋は暗くし、勉強スタンドなどを部屋の隅に置いて壁を光らせれば即席間接照明。
    ちょっとおしゃれなレストランに早変わり。
    ④食欲のない夏は、青白い昼光色のランプでさっぱりと
    夏にはペンダントライトの白熱電球を電球型の蛍光灯の昼光色にチェンジ!熱が少なく省エネ、しかも色もさわやか。
    青魚や野菜がみずみずしく新鮮に見えるので、食欲も出そうです。
    光を上手に使って味覚まで左右。

    夜景を楽しむための照明は、まず部屋を消灯。
    次に窓の近くから少しずつ点灯し、照明の映り込みが出ないライトを探す。窓と直角の位置にある照明は、窓から離れるほど映り込む可能性が大。窓のすぐそばのダウンライトや窓の脇にあるブランケット(壁掛けの照明器具)なら、映り込みは少ない。

    庭のライトアップ"光のピラミッド"でセンスよく
    ・ソーラーライト
    昼に充電して夜光るタイプ。
    ・ローボルトライト
    専門的な知識がいらず、レイアウト替えや買い足しも簡単


    追記
    LEDテープライトが良さそう。ホーム&ガーデン

  • 頭が良くなる感じはしなかったが、照明の使い方、間接照明の良さ、生活行為に応じた照明などが科学的な情報をもとに書かれている点が良かった。テレビキャスター経験を生かした人脈が情報源になっているようだ。

  • おしゃべりを読むのが面倒臭かった。

  • タイトルは正直「頭が良くない」感じですがw
    間接照明の効能と具体例を紹介する本。内容はまぁまぁ良い感じ。
    配線ダクトを有効活用して我が家も間接照明にしようかな。

  • 20121007読了。

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著者プロフィール

灯りナビゲーター、リポーター

「2014年 『照明を変えれば目がよくなる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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