図解武士道がよくわかる本

著者 : 新渡戸稲造 PHP研究所

• PHP研究所 (2007年2月1日発売)

感想・レビュー・書評

[trky76さんの感想 · 2013年6月12日]

日本人の道徳意識の源になってる「武士道」について分かりやすく解説したもの。
これを書くことにしたきっかけは、外国人に「無宗教の日本人は、何をもって道徳意識を得るのか？」と聞かれたことだったということで、外国人に分かりやすく書いた結果、現代の私たちにも分かりやすくなっていた。

「義理」が現代では間違って使われていること、切腹の意味、実は日本固有のものではないこと、武士道における理想の女性像など、目新しいことがいっぱいあり、一部は今でも活用できると思う。

内容としては、原本にイラストや解説をプラスされているので、更に分かりやすい。

とはいえ、新渡戸稲造の教養が滲み出る内容となっていて、ある程度哲学や歴史などの本を読んでないと、深く理解するのが難しい…

[Kさんの感想 · 2008年9月20日]

図書館本。実に実に分かりやすかった！！

著者プロフィール

1862年南部藩士の子として生まれる。札幌農学校(現在の北海道大学)に学び、その後、アメリカ、ドイツで農政学等を研究。1899年、アメリカで静養中に本書を執筆。帰国後、第一高等学校校長などを歴任。1920年から26年まで国際連盟事務局次長を務め、国際平和に尽力した。辞任後は貴族院議員などを務め、33年逝去。

「2017年 『1分間武士道』 で使われていた紹介文から引用しています。」