話力をつけるコツ: あなたの潜在能力を引き出す二十章 (PHP文庫 な 5-17)
- PHP研究所 (2003年12月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (278ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569661124
感想・レビュー・書評
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4569661122 278p 2003・12・17 1版1刷
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■■目的■■
○「話力」というのだからコミュニケーション能力の向上に役立ちそうな技術・コツを知りたい。
■■結果■■
○コツというか、会話おける「教訓」を4行というシンプルな形にしてひたすら羅列している。
○本書における「会話」というもののレベルが少し高すぎるきがした。
*おそらく営業・プレゼン・スピーチなど、ビジネス的な「話力」なのだろう。
○多少の例などは乗っているものの、やはり具体性に欠ける。
○結局は精神論だったり、「そりゃそうだろうな」と思わせるような一般論だったり。
■■チェック項■■
○対話における効果を与える影響力を話力といってもよい。(P28)
○話力の3要素:心格力・内容力・対応力(P28)
○自分自身の体で受け止めた経験は、会話になってもリアルに描写できる。(P50)
○会話の内容の密度をあでるのには、読書がもっとも手っとりばやい。(P52)
○語尾が消えないように十分気をつけて話す。(P65)
○わかりやすい言葉遣いに努力する。(P113~)
○わかりやすい順序で話す。(P123~)
*時間の順序で話す。「午前→午後→夜」「過去・現在・未来」など。(P125)
*空間的な配列。「高いところ⇔低いところ」「右⇔左」「近い⇔遠い」など。(P126)
*緊急性や重要性を基準にして、それらから話す。(P128)
*因果関係を生かした方法。「原因⇔結果」など(P129)
*主題となることの「予告」を最初に入れる。最後に繰り返してもよい。(P130)
○目的に応じた方法で具体的にわからせる(P131~)
*実物、写真、図表、統計、例題などを使う。(P133~)
*比較、対照を使う。「このワイシャツよりも、もっと白かった」など。(P136)
*ときどく確認をいれる。「これまでの会議をまとめると、これこれ3つです。」など。(P137)
○服装、靴の汚れなど、身だしなみにも注意。(P157~)
○語彙を増やして変化のある表現にする。同じ言葉ばっかりにならないように。(P175)
○「名文というものは、200字の原稿用紙に同じ言葉を二回使わないこと」(同上項)
○あがる原因を作らない。飲食物をとった直後は、分泌物がでて発声器官の調子が狂うことがあるので注意。(P190)
○話したあとで、必ず反省する。(P191)
○人間関係のきっかりづくりに努力する。(P197~)
*あいさつが人間関係のきっかけになる。積極的な声賭けを怠ってはならない。
*返事をされないときは、「○○さん、おはようございます」などと名指しにする。根気よく。
*次に会うきっかけを残す。「お先に失礼します」「お忙しいところ、お邪魔しました」など。
○ことばの投資と、領収書を忘れない。*年賀状・暑中見舞いなど。(P208)
○共通の話題をみつける。血液型・出身地・趣味・好きなプロ野球チームなど(P215)
○議論になりやすい話題には気をつける。例:思想・政治・宗教・不平不満など。(P217)
○話の飛躍は誤解の元。話題を変える場合、「さて」「ところで」「たとえば」と繋ぎの言葉をいれる。(P242)
○四段階法にもいろいろ。「起承転結」「目的・理由・対策・変化」「現状・原因・方法・結果」など。(P246)
○まとめを工夫。「要約してまとめしめる」「誓いや願望でしめる」「助力をもとめてしめる」「重要事項の確認でしめる」(P247)
○ポイントを分かりやすくする。「具体的なことばを入れる」「印象的な例題をいれる」「繰り返しで物理的に強める」「複線やヤマをつくる」など(P266)
○「悪のり」な話し方をしてしまったら、あとで中和するようなフォロー・毒消しをしておく。(P269)
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たぶん人と話せ、ってことだと思います