木曽義仲: 「朝日将軍」と称えられた源氏の豪将 (PHP文庫 お 46-2)
- PHP研究所 (2004年11月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (389ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569662893
作品紹介・あらすじ
兄弟同然の郎党たちと、木曽の山野を駆けめぐって育った駒王丸。やがて義仲と名乗り、凛々しい青年武将となったかれのもとに、平家追討の令旨が下る。二十七歳の旗挙げである。その勇と武略で、三年で平家を京から追った義仲だったが、上洛からわずか半年後、悲劇の運命がかれを待ち受けていた-時代に風穴を開け、颯爽たる雄姿を歴史に刻んで散った英傑を活写する力作小説。
感想・レビュー・書評
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最初「ずいぶんとここだけで量を使うんだなー」とか思いながら読んでいましたが…最後まで読み終わってちょうどよかったというかこれで良かったというか…。話の結末を知っている上で読んでいるのに、京に入ってからの義仲様の「戦い」が本当に辛くて、あんなに一生懸命で純粋な思いでここまで来たのに、この仕打ちはあんまりだ!…と、読んでて辛かったです…。最期の場面も、巴ちゃんに別れを告げる場面の切なさ、兼平とのお互いを思う気持ち…結末がわかっていても、涙が。話がそこでストンと終わってしまうのもまた、余韻が残っています…。欲を言えば…巴ちゃんの出番、もうちょっとあっても良かったかなって…思います…
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あらすじ(裏表紙より)
兄弟同然の郎党たちと、木曽の山野を駆けめぐって育った駒王丸。やがて義仲と名乗り、凛々しい青年武将となったかれのもとに、平家追討の令旨が下る。二十七歳の旗挙げである。その勇と武略で、三年で平家を京から追った義仲だったが、上洛からわずか半年後、悲劇の運命がかれを待ち受けていた―時代に風穴を開け、颯爽たる雄姿を歴史に刻んで散った英傑を活写する力作小説。 -
源平合戦の武将の中では、あまり人気のない義仲ですが、私は大好き!
義仲の小説がもっとあってもいいと思うのですが・・・ -
特に際立った文面ではないけれど、丁寧に人物・出来事を描いているので義仲を扱った小説としては一番初心者向け。
しかし小説としては物足りない。
もう少し人物の心情や関係を掘り下げてデフォルメしてほしかったかも。