やさしさを「強さ」に変える心理学 (PHP文庫)

著者 :
  • PHP研究所
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感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569663890

作品紹介・あらすじ

理不尽な要求を断れず、うまく丸め込まれてしまう人、友人からの頼みだからと、イヤなことにでもつい“いい顔”をしてしまう人、詐欺師や身勝手な人間に騙されてばかりいる人……。そんな人たちに共通するのは、“やさしくて弱い”心。敵をつくることを恐れ、余計な衝突を避けるために、周囲の人には従順に従う。多くの人に、自分が「いい人」だと思われたいがために、本当の自分をどんどん殺していく。そして、結果的には他人にふりまわされ、自分だけが傷つき、身も心もボロボロになっていく……。▼本書では、そんな“やさしくて弱い人”の心理を徹底分析。自分にとって本当に必要な人は誰か、嫌いな人と上手に距離を置くにはどうすればいいかなど、自分の中にある「好き」「嫌い」の感情ときちんと向き合いつつ、やさしいがゆえの辛さを「強さ」に変えていく方法をアドバイスする。周りの目を気にせずに、自信を持って生きるためのヒントとなる一冊。

感想・レビュー・書評

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  • 著者も述べている通り、極端な事例だとは思うが、
    それでも、「そういうことはあるのだろうな」と考えてしまう。

    「やさしい」だけではなく、「つよく」もなければ、
    周囲にいじめられるだけ、いじめられてしまう・・・

    残酷だけれども、真実であると思う。

  • いじめから抜け出すための解決策を示した好著。

    なぜ言い返せないのだろう? どうしてふりまわされるのだろう? そんな思いをもつ人に贈る「言いなりにならない」ためのアドバイス。

    理不尽な要求を断れず、うまく丸め込まれてしまう人、友人からの頼みだからと、イヤなことにでもつい“いい顔”をしてしまう人、詐欺師や身勝手な人間に騙されてばかりいる人……。そんな人たちに共通するのは、“やさしくて弱い”心。敵をつくることを恐れ、余計な衝突を避けるために、周囲の人には従順に従う。多くの人に、自分が「いい人」だと思われたいがために、本当の自分をどんどん殺していく。そして、結果的には他人にふりまわされ、自分だけが傷つき、身も心もボロボロになっていく……。

    ▼本書では、そんな“やさしくて弱い人”の心理を徹底分析。自分にとって本当に必要な人は誰か、嫌いな人と上手に距離を置くにはどうすればいいかなど、自分の中にある「好き」「嫌い」の感情ときちんと向き合いつつ、やさしいがゆえの辛さを「強さ」に変えていく方法をアドバイスする。周りの目を気にせずに、自信を持って生きるためのヒントとなる一冊。

    ●第1章 弱さのために幸せになれない不幸 
    ●第2章 本当のやさしさ、見せかけのやさしさ 
    ●第3章 感情的恐喝には“強く出る”のが鉄則 
    ●第4章 言いなりにならない、騙されない 
    ●第5章 断る勇気があなたを変える 
    ●第6章 あなたにとっての「敵」と「味方」を間違えるな 
    ●第7章 やさしさを「強さ」に変える五つの方法

  • No Kindle
    ★5

  • タイトルにある心理学というほど心理学のような感じはしない。ただ生き方の指南書のような本である。もし苛めで悩んでいたり詐欺に遭いやすい性格だったりどこか弱い自分がいると感じる人にはオススメです!

  • タイトルに惹かれて本書を手にとるのは間違いでした。文庫になる前のタイトルは「いじめに負けない心理学」だったようで、確かにそれなら少しは分かる。負けない、というよりは「それはいじめだよ」ということを認識するための本。「そういう相手のしていることは実は感情に訴えた脅し、苛めだよ、気付きなさい」ということ。でも、その内容はほとんど「あなたを傷つける人の心理」と一緒でした。改題とともにタイトルに関係する第7章を加えたようだが、超シンプル。そして、強くなるためには「自分の好きなことしろ、楽しいことをしろ」だそうです。内容はいいと思うけど、やっぱりこの著者の本はどれもほとんど同じだ。

  • 優しさとはなんなのか?題名とはイメージの付きにくい少し強めのメッセージが記されています。相手から嫌われるのを怖がっていては、自分自身を本当に認めてくれることはない。人に合わせるだけでは本当の仲間はできない。対等に付き合っていくための強いメッセージです。

  • いじめをベースに、被害者と加害者双方の心理を細かく説明した一冊。


    苛められたり、詐欺に騙されたりしないためにはどうするべきか等が書かれているため、読めば自衛にも役立つかも知れない

  • 図書館:思ってたのと違った。もっと深い精神論かと思ったが、いじめベースの話だった。パラパラとしか読まなかったので☆3。

  • PHP

  • 友人にすすめられて、サラっと通読。

    気になったフレーズなど:

    ・対立を恐れず、自分の意見をはっきり主張する。
    ・自分の意志の正当性を信じる。
    ・嫌いな人に好かれようと努力する必要などない。
    ・自分が嫌いだということを、相手に気づかれまいとしている。
    ・「押しつけられタイプ」は、自分を安売りしてしまう。
    ・自己不在と淋しさが、押しつけられる原因。
    ・「仕返しをしない」シグナルをあなたは無意識に送っている。
    ・欲張りな人、虚勢を張っている人、淋しい人、困っている人は、騙されやすい。

    ■やさしさを強さに変える5つの方法

    1:好きなことをする
    2:人とは関係なく自分にとって大切なものをつくる
    3:小さなことでいいから毎日実行する
    4:努めて自然に接する
    5:「べき」を捨てる

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著者プロフィール

1938年、東京生まれ。東京大学教養学部教養学科を経て、同大学院社会学研究科を修了。元ハーヴァード大学ライシャワー研究所客員研究員。現在、早稲田大学名誉教授。
主な著書に、『自分の心に気づく言葉』『心を安定させる言葉』(以上、PHPエディターズ・グループ)、『心の休ませ方』『自分のうけいれ方』『不安のしずめ方』『自分に気づく心理学』『やさしい人』『絶望から抜け出す心理学』(以上、PHP研究所)、『なぜ、あの人は自分のことしか考えられないのか』(三笠書房)、『心と体をすり減らさないためのストレス・マネジメント』(大和書房)などがある。

「2023年 『ブレない心のつくり方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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