明石元二郎: 日露戦争を勝利に導いた「奇略の参謀」 (PHP文庫 の 4-6)

著者 :
  • PHP研究所
3.39
  • (3)
  • (2)
  • (12)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 48
感想 : 5
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (397ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569664033

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 新書文庫

  • 文字通り、日露戦争でロシアのスパイをしてた明石元二郎の活躍を描いた一冊。

    司馬遼太郎の『坂の上の雲』では、「政府の潤沢な資金があれば誰でもできた」みたいな不当に低い評価をされてます。
    でも、後にロシア革命に繋がってるわけで、そんなわけないだろうとずっと思ってたのですが、本を読むと微妙な感じ。
    本人は「レーニンと会って資金提供した」と晩年語ってたみたいですが、どうも会ったのは事実ですが、ロシア革命に直結したかは微妙なところみたいです
    ただ、ロシアの動乱に火をつけたのは確かだし、そういう意味ではやはり面白い人物でした。

  • 「坂の上の雲」の登場した日露戦争勝利の影の立役者。

  • シリアクスがアカシ(明石)と抱き合うシーン(というとなんか誤解があるなw)が何度か出てくるんですが、その時のアカシの不器用な対応がすごく好き。可愛いんですよ。さすが野村さん、終始可愛い人だったんですが。例えば序盤、余りに身なりに頓着しない明石さんの世話を焼く団さんとか明石と愉快な仲間たち。陸軍の三太郎の宇都宮太郎や大井菊太郎(成元)、上田仙太郎などなど「坂の上の雲」ではなかなか出番の少なかった外国組が活躍(暗躍?)で一味違って個人的には好きです。あ、あと川上操六氏が魅力的です。様々な利害絡んで非常にモドカシイんですがね。

  • 諜報・秘密工作の話。
    ノンフィクションなのですが、秘密工作という題材が地味なので明石の人間性に焦点を当ててかかれています。
    秘密工作の方に興味があって読んだ私向きではありませんでした。
    仕方ないとはいえ、共産主義者を援助した事は後の歴史を見るとなんだかなという気分になりますが、援助しなくてもどのみちロシアは赤化して居たんでしょうね…。

全5件中 1 - 5件を表示

著者プロフィール

作家

「2017年 『大谷吉継 信義を貫いた仁将』 で使われていた紹介文から引用しています。」

野村敏雄の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×