太平洋戦争の意外なウラ事情 真珠湾攻撃から戦艦「大和」の沖縄特攻まで (PHP文庫)

著者 : 太平洋戦争研究会

• PHP研究所 (2007年6月1日発売)

作品紹介・あらすじ

いまだ多くの謎に包まれた太平洋戦争-。今から見れば「なぜ?」と信じられない出来事でも、戦争中だからこその意外なウラ事情が存在するはず。本書は、「九竜半島大要塞のまぼろし」「いざ決戦の日!消滅していた第一航空艦隊の怪」「インパール作戦の最終決断は、人情論に負けたから?」など、日米開戦から終戦時の混乱まで、戦場に埋もれていた驚きの事実30を徹底紹介。

感想・レビュー・書評

[bukuawaさんの感想 · 2024年5月16日]

太平洋戦争のトピックを"ウラ事情"という観点で解説した一冊。一つ一つに割かれている紙面は限られるので、正直内容は限定的で掘り下げが浅いのはいくらか物足りないけれど、真珠湾etcのメジャーどころだけでなく、比較的マイナーな素材にも触れているのはよいところかと。
それにしても日本側視点メインで、かつ"ウラ事情"というくらいなので、かの戦争時の日本軍の？な部分を扱っているのが大半になり、ちょっと日本人の情けないところが目立つのは悲しいところ。

[パンダマンさんの感想 · 2013年8月26日]

☆☆☆★

著者プロフィール

近現代史に関する取材・執筆・編集するグループ。同会代表は、出版やドキュメンタリー番組に写真を貸出す近現代フォトライブラリー主宰の戦史研究家、平塚征緒氏。同会の著書・編著には、ふくろうの本図説シリーズ『図説　山本五十六』『図説　太平洋戦争』『図説　東京裁判』（河出書房新社）や『日本海軍がよくわかる事典』『日本陸軍がよくわかる事典』（PHP文庫）、『面白いほどよくわかる太平洋戦争』『人物・事件でわかる太平洋戦争』（日本文芸社）、『カラー写真と地図でたどる 太平洋戦争 日本の軌跡』（SBビジュアル新書）、『証言 我ラ斯ク戦ヘリ』（ビジネス社）など多数。

「2023年 『写真が語る銃後の暮らし』 で使われていた紹介文から引用しています。」