- Amazon.co.jp ・本 (265ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569671918
感想・レビュー・書評
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リスク管理について考えていたときに見つけた本。危機管理という意味では世界トップクラスのスキルが必要な仕事であるはずのパイロットが語る内容は説得力がある。役職に応じて必要なスキルや考え方が紹介されており、手元においてときどき見直すことができる。
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●自分が一切の責任をとると思った瞬間から、心はものすごく自由になります。自分が責任をとるわけですから思い切った手段や考え、方法をとることができます。
→自分の責任で行動しているという意識を常に持ち続けたい。
●いつも最高品質を目指すのではなく、重要なことしかやらないのもひとつの方法です。
→確かに。毎日の日課+余裕があればやることのように、無理をしないで続けられる工夫が必要だ。
●know why
→「これをやりなさい。やらないとこういう結果になりますよ。」というように理由を考えることは大切。
個人的にはパイロットの人が日頃心がけていることと、通常の業務の関係について知りたかった。この本では項目が多く、また、緊急事態のケースの話が多かった。 -
医療安全にも応用できるところがあるんじゃないか、と思って読んでみました。
操縦士や医療職だけではなく、ほとんどすべての職業のリーダー、管理者、実務者に応用できる内容になっています。そして、絵に描いた餅ではなく本当に実用的だと思います。 -
人の命を預かる仕事から得られた、仕事術やリスク管理の考え方。パイロット以外の仕事でも参考になります。
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この仕事をはじめてから よくするようになった
「念のための確認」
その大切さを再確認した。
また、ミスを防ぐために、二重チェックという方法がよくとられるが、
それでは人的ミスを防ぎきれない。
個人的には、何をやるにも責任の所在を明らかにしておかなければ、
誰も腹をくくらず結局一人でやるよりミスが増えてしまうことになりかねないと思う。
そもそも危機管理とは、注意喚起を二重三重に行うのではなく、
設計の段階でミスが起こり得ないプログラムにしておくことだ。
この考え方は非常に参考になった。
業務レベルにおとしこめば、かなり応用がききそうだ。
業界は違えど、危機管理の超プロである機長から学ぶことは非常に多い。
むしろ、業界が違うからこそ多くのことを学ぶことができる。