- Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569677231
作品紹介・あらすじ
江戸時代「まことの武将」と評され、その家訓は武士の心得とされた無私の補佐役、武田信繁。兄弟、親族同士が争う戦国時代にあって領国経営に苦悩する兄、信玄を献身的に支え続けた。川中島の合戦で、兄を守るために壮烈な戦死を遂げた際には、信玄は遺骸を抱いて号泣し、敵である上杉謙信さえもその死を悼んだという。武田二十四将、随一の副将の生涯を爽やかに描く長編小説。
感想・レビュー・書評
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武田信玄を愛する兄から、折りに触れ
お前は武田信繁になれ、といわれていて
その生涯や人物像を知りたくて手にとった。
武田信玄に書かれた映画・小説等で描かれる
補佐役としての武田信繁からの知識やイメージが
これまでは中心だったので、
もう少し深掘りした話を知りたかったのだが
やや駆け足にまとめられた武田家のまとめ
という色合いが強く、これはこれで面白かったが
ちょっと残念な感じもあった。
そもそも史実としての資料に欠けるため
創作に走り過ぎないギリギリのバランスだったのかもしれないが。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
なんとなくイメージ的には武田信繁は豊臣秀長的な感じ?ですかね。
豊臣秀長もそうですが、信繁がもう少し長生きしていれば?というifもあっていいかも。
勝頼時代に信繁が生きていれば。
でも、織田には勝てないかな。 -
最後の川中島の戦いが印象的でした。悲劇的な最後なだけに心が揺さぶられました。
信繁のNo.2の生き様がかっこいい。