あたらしいあたりまえ。 暮らしのなかの工夫と発見ノート (PHP文庫)
- PHP研究所 (2012年11月5日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (214ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569679075
作品紹介・あらすじ
あなたは、日々をただ、なんとなく過ごしてしまってはいませんか?▼何も考えたり思ったりせず、昨日と同じ毎日を繰り返すくらい、退屈で疲れることはありません。▼逆に、今日を少しでもあたらしいものにできれば、大切な一日を自分らしく過ごせて、それだけでうれしくなるものです。▼小さいことでもいい。あなたが発見したり、工夫したり、気がついたりした、あたらしさを大事にしましょう。▼本書では、著者が自身の経験から見つけた、「あたらしいあたりまえ」をたくさん並べました。▼暮らしと仕事をイキイキと輝かせるためのヒントがいっぱいです。▼文庫版特典として、食を大切にすることで日々を輝かせている料理家・高山なおみ氏の解説を掲載。▼『暮しの手帖』編集長からあなたへの「気づき」のプレゼント。
感想・レビュー・書評
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優しい言葉たち◎体に優しい定食を食べたみたいな気持ちにしてくれる。
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松浦弥太郎さん好きなので、3部作のうち読んでなかったやつを読んだけど、あんまり入ってこなかったな。
2012年の本を2023年に読んだから、全然新しくないからな(^^;;
ベスト101の文庫が出たので、そっちをを読もうかな。
ベストセラーでもやっぱり新しく更新していかないとってことなのかな。 -
⚪︎わからない箱…自分をわかるための道具
⚪︎自分の住む街の歴史を調べてみる…etc
当たり前の毎日の中に新しい何かを
見つけるきっかけがたくさん書かれていて
ワクワクした。 -
・目を見て話すからこそ、生まれてくる関係がある
・本当の楽しさは面倒くさいことのなかにある
・夢はいつでも、いくつになってももてるもの
・お金を大切にあつかうこと;使わない「お守り金」1万円
・場所、動物、作品;どんどん出掛ける。目、耳、肌で感じる
・言葉遣い;その人が世界にどんな気持ちで向き合ってるか
・「貧乏くさい」を捨てる
・足もとをぴかぴかに_手入れした靴
・おしゃれのポイント;下半身の装い
・いらないものを探す
◎「減らす」ほうへと豊かさの軸を向けてみる
・暮らしのなかで不要なものを見つける
・なくてもいいものを減らすとスッキリ
・忘れるということは、怒りや恨みからじぶんを解放すること
◎落ちこんだときは、得意なことをしてみる
・ゆっくり歩けば、気持ちが変わります
・心の部屋の掃除
・心の中に部屋をイメージして、ときどき手入れしましょう
・心の部屋を手入れすることで、自分も整理されます
・心の定規をあたらしく
◎「その本質を知る」という目的をもち、本質を知るために「なんだろう?」と推理を重ねていくプロセスが「考える」ということだ
・「考える」ためには、主体性と緊張感をもって、集中する必要があります
・自分で決め、自分が果たすものなら、ルールは生きがいになります
・ルールとは、自分を律するための、自分のための決まり
・ルールとは、明日の自分への約束ごと
・ちゃんと毎日階段をのぼるようなルールを決め、それを守ってさえいれば、必ず何かしらの結果は出ます
◎自分のルール-自分を律し、明日の自分に約束しているかどうか、これがあるかないかで、その人の未来は大きく違ってくる -
穏やかで静かな弥太郎さんの文章は、読むたびに「いいなぁ」と思います。
強いて言えば「慶して愛する(敬愛ね!)」という表現が近いかな。
そんなにしょっちゅう読むわけじゃないんだけど、
年に1度くらい、とっても欲します。
【本文より】
・約束とは、人を喜ばせることです。
・「君の店では、理性の接客をしているのか、感性の接客をしているのか」
・「面倒くさいことのなかに、本当の楽しさがあるんだよ」
・悩みながら僕は、自分が守りたい大切なこととは、「人間としての正しさだ」と答えを出します。
・ぎくしゃくと歪んでしまったところを、少しずつ整えていくことこそ、人とのつきあいの基本だと僕は感じます。
・特に心の清潔さが大切で、いい出会いにまっすぐ向き合えるよう、人を恨んだり、妬んだりしないようにしています。
・「何も変わりはしない、変わるのは僕らだ」 -
某ビブリオバトルで紹介された本。
『暮らしの手帖』編集長が執筆されたエッセイ本。
1つ1つの項目が短く、さらっと読めるが、その中のいくつかが自分の心にグサっとささる。自分の生活を見直すきっかけになる良書。人によって、あるいは同じ人でも、その時の心境によって受け止め方が異なるのかもしれない。
今の私には「さかさまに考える」(答えは1つではない)の項目が残った。別の答えを用意することで余裕が生まれるのだ。
一転語のように、手元に置いておき、読み返してみたい本だ。 -
★特に心に響いたこと2つ
●まずは自分で考える
・パソコンのマウス(スマホ)に伸ばしかけた手を止めて、目を閉じてみる。
・苦労してみつけた答えだけが、しっかりと身につく。
仕事や暮らしの中は常にわからないことだらけ。そんなときすぐ人に聞いてしまうと、頭が退化してしまう。
インターネットも同じこと。「考える」という行為を省略して、すぐさま外に答えを求める習慣がつくと、心があくせくしてくる。
わからなかったら、まずは自分一人で、静かに考えること。とことん考えぬくこと。
時間はかかるが、理解は確実に深くなる。
●向こう岸に背を向けない
・自分と違う価値観で暮らす人を否定しない。
・違いがあるから世界は素敵。
人は無意識に、(年代でも)人種をつくる。
それぞれ別の価値観があり、お互いに交流をもたない。
年齢、住んでいる場所、職業、遊びに行く場所、価値観、収入、付き合う人たち、趣味、子どもがいるかいないか、結婚しているかしていないか、そうやってありとあらゆるフィルターで、自分も他人もカテゴライズしている。
それ自体は悪いことではないし、自然なこと。
大切なのは、自分と違うセンスの持ち主でも、馬鹿にしないということ。
自分と違う人たちに背中を向けず、いかにリスペクトできるかが、その人の素敵さを決める鍵になる。 -
確かに自分にとっても【あたりまえ】の内容が殆どだが
•約束の目的は、守ることではありません。
約束とは、人を喜ばせることです。
•自分の日常を感動させるために「ちょっと足りなくする」工夫
•迷った時は、しんどい方を選ぶ
•小さな約束ほど守る
•食べ物に笑顔で接する
出来てないかもと気付かされた。実践します。
2021,4,28〜5,7 2時間41分 -
初めて松浦弥太郎さんの本を読みました。実践してみたいことがたくさんあるので、日常の中で取り入れてみたいです。
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コロナ禍で自分と向き合うには最適な一冊です