おりづるの旅-さだこの祈りをのせて (夏のおはなし【4歳 5歳からの絵本】) (PHPにこにこえほん)
- PHP研究所 (2003年7月19日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (40ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569684055
作品紹介・あらすじ
核兵器が二度と使われないように。原爆症のため12歳で亡くなった佐々木禎子の悲しみが、折り鶴とともに世界の人々の心に伝わった。「おりづる」が世界にはばたいていった道すじを、平和への祈りをこめて描くノンフィクション絵本。
感想・レビュー・書評
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原爆の子 像にまつわる実話系絵本。
像ができたことで、禎子さんや級友らの話は、
アメリカや諸外国へと伝わり…。
美しく優しい絵で戦争を伝える。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
中学年
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2013/08/20
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おりづるにこめられた願い・祈り・希望を後世に伝える。「原爆の子」像、そして「ヒロシマの少女のおりづる」という歌、1977年出版された『サダコと千羽づる』、「こども平和像」と平和を願う輪が広がっていく。
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足が速く、いつもリレーの選手に選ばれていたさだ子さんは、被爆して9年も経ってから、急に体調が悪くなり、亡くなった。
病魔と闘いながらも病室でせっせと折鶴を折っていたさだ子さんの事を思い、原爆でなくなった子ども達の慰霊碑をつくる為、
同級生たちが募金活動をし、全国から集まった寄付金で「原爆の子の像」が完成。
その活動を知ったアメリカのニューメキシコ州の子ども達が、同じように募金活動をし、
アルバカーキ市美術館に「こども平和像」を完成させた。
この子ども達の気もちを大人はしっかりと受け止め、世界平和に力を注いでいかなくてはならない。