地雷の村で「寺子屋」づくり: カンボジアひとりNGO・栗本英世の挑戦 (PHP愛と希望のノンフィクション)
- PHP研究所 (2003年11月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (186ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569684420
作品紹介・あらすじ
日本でひらがなが読めない大人はいない。でも、カンボジアのポイペットという町では20%ぐらいの人しか、文字が読めない。なぜなら教育をうけたくてもうけられない現実がそこにあるのだ。カンボジアの中でも、難民がたくさんながれてきたポイペットの町でひとりで「寺子屋」をつくりはじめた栗本さんを現地に訪ねた。小学上級以上。
感想・レビュー・書評
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寺子屋で赤ちゃんを抱きながら授業する先生、
働ける大人がおらず物乞いをするおばあちゃんと孫を売らなければならないおじいちゃん、寺子屋に行けない女の子、
外国のモノが乱す国境近くの村、、
私がプノンペンで見た、目が白くなったおばあさんは栄養失調で目が見えなくなっていたのだとこの本を読んで初めて知った。
国民の9割が農村に住んでいるというカンボジア、私が見たのは国のほんの一部で、栗本さんが「カンボジアで一番富んでいるけど一番貧しい場所」だったのかも
寺子屋で一番に教えるのは地雷の本物を見せ、見かけたら絶対に触らず報告すること。そんなことを最初に教えたくはないけど子供たちを守るためには必要なことだと栗本さんが言っていた。まだまだ知らない世界がたくさんある。今度は旅行ではなく何かの勉強のために訪れたい詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
栗本さんのことは少しだけ知っていて(聞いたことがある程度)、そのうえで読みました。
意外にも素朴で静かな人でびっくり。もっと分かりやすいエネルギッシュさとカリスマを持った人だと思っていたので。
行動力と信念は素晴らしいです。
いつも思うことだけど、ボランティアについて考えさせられました。
2010/03/27読了