「出会い力」の磨き方 また会いたい!と思われる人になる、ちょっとした方法

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  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569690834

感想・レビュー・書評

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  • 【概略】
     「また会いたいな」「どんな人なんだろう?」「素敵な人だなぁ」、一期一会の世の中、さらに消費や回転の早い現代において、良い意味で相手に思い出してもらえることは一つの財産でありその人にとって特色である。本書では、著者が過去に出会った素敵な人達から、その人達がどういった点に気を配っているのか、どういった気質を持っているのかを紐解き、解説していく。

    2023年03月08日 読了
    【書評】
     いやぁ~・・・耳が痛い。できてないなぁ~と感じた箇所が富士山レベルに積み上がっているという。同時に48歳になってもなお、まだまだ伸び代があるのだと嬉しく思ったのも事実。
     この本の中で著者の考えが実践されている点が一つ。圧倒的に人を褒めているのだよね。(もっとも、けなすために本の中で取り上げる訳がないし、よしんばそれをやったら、暴露本のような別種の本になってしまうけど)ただただ「いいよいいよ」じゃなくて(もちろん著者の考えを裏付けさせるための実例として紹介しているのだけど)具体的な箇所を挙げて褒めている。これ、結構重要なことだと思うのだよね。「Thank you for 〇〇」の「〇〇」の部分をしっかり明示することに共通してると思う。
     6つの章で構成されている本書だけれど、その根っこは一つ、「慮る」というキーワードを置いておくよ。そのコアから派生している。笑顔であったり時間を守ることであったりと、色々あるけれど、「だよねぇ」と自身の最近のアイデアと合致したのが「揃える能力」についての言及。神経質に潔癖症に全てを綺麗にしておく必要はないけれど、物をしっかりと片づけるということって大事だなぁと思っていて。あるべき場所にあるべき物が置いてある状態にしておかないと、色々なロスが生じるのだよね。夜遅くに帰宅して、色んなものを「ま、いっか」となおざりにして寝てしまうと、朝「あれ?〇〇どこ?」となり、時間をロスしてしまうことって、ない?(名古屋弁で「雑」とか「おおざっぱ」という意味の)「駄々草」な自分、最近これを注意していて。自分一人で仕事をしている状態じゃないからとか、柴犬を飼うようになって(杜撰な置き方してるとその物が噛まれてしまう)、注意するようになったのだよね。その点、シンクロした。「48歳にもなって大丈夫?」というツッコミは勘弁して欲しい。
     少し話が脱線するけれど、ある意味、言葉の通じない「柴犬・おはぎ」に教えられてる部分、めっちゃある。諦める感覚であったり、根気よくしつけしていく感覚であったり。時折、出産と育児について、キャリアが止まってしまうことや将来の不安というネガティブな側面にスポットライトをあてる意見があるけれど、実は子供に教わる・気づかされること、あるのではないかと思う。その効果に即効性はないから、どうしてもネガティブな要素に目がいきがちだけど、やはり物事は光と影の要素、あるよね。柴犬を飼うことで、散歩や飼育場所・トイレ清掃など、時間という意味ではかなり奪われてると思う。けど、それとは違うところで、沢山の学びがあるように思えた。犬でこれだからね。おっと話が逸れすぎた。
     こういった種類の本、仕事柄、可能な限り読もうと思ってはいる。・・・が、特にこの分野で身を立てたいと思っている訳ではなく、自身が身を置く世界で頑張ろうと思っている人にとっては、「これだ」と思ったものを一冊(か二冊?)、手元に置いておくとよいと思う。考え方やコンセプトなどは、殆ど違いがないのよね。あとはその著者がもつ具現化するアイデアであったり、文章力であったりと思う。この本は初版が出たのは15年前と少し前だけど、内容と具体例(第三者の紹介を交えたパーソナルストーリー)を示した展開は、ただただ「~であるべき」という論調のものと比べて、読者が想像しやすくなっているね。
     最近(2023年3月)、ちょっと忙しすぎて余裕がない生活なのだけど、少し余白を作って人と会っていきないなと思ったなぁ。

  • 時間をプレゼントする
    仕事道具を大切にする
    お金をキレイに使う
    「志」を持っているか?

  • 大谷由里子 著「出会い力の磨き方」、2007.4発行。著者にとってどんな人が忘れられない人かを綴ったエッセイです。読んでて、難しいけどいつも心掛けたいことが沢山ありました。一緒にいると楽しい人。背筋がシャキッとしている人。懐に飛び込むことができるひと。経験を自分の言葉で語れる人。弱さを見せられる人。お金にきれいな人。可愛い人。さりげなく荷物を持ってあげられる人。輝いている人。逃げない人。など。

  • ふーん。

  • 約束より少し早めに行って相手に時間のプレゼント。人は楽しそうにしている人のところに集まる。書類でも靴でも揃っていると気持ちがいい。ほめ上手になるには、相手をちゃんと観察すること。目力のあるひとは輝いている人。運がいい!を連発すると、ラッキーはむこうからやってくる。笑のセンスを磨く。自分に似合う勝負服を1着はもつ。

  • 以前、この方の本を読んでいたので、ちょっと手に取る。

    「愛想よくするのにお金は掛からない。
     だけど、愛想が悪いために、何かを失うことはある。」

    「生きていることに感謝すればいい。『生かされているんだ』
     ということを意識すればいい。
     いつ死ぬかわからない。やり残したことを持ったまま死ぬ
     ことのリスクはないやん。」

    「感謝の心を持ち続けられる人は強い。『ありがとう』という
     言葉が人を動かすことだってある。」

    他にも、いくつかスンナリ入ってくる言葉が多い。
    この方の文章が、そうなんだろうか。

    ★★★

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著者プロフィール

奈良県生まれ。

(有)志縁塾代表取締役

京都ノートルダム女子大学を卒業後、吉本興業に入社。横山やすしのマネージャーを務めながら、宮川大助・花子、岩井小づえ・みどりを売り出す。23歳の時には「花王名人劇場」のプロデューサーを任されるなど、「伝説の女マネージャー」として知られている。

2003年3月、有限会社志縁塾(しえんじゅく)を設立。2005年にスタートした【講師塾】には、オリンピックのメダリストや元Jリーガー、教師、経営者、人事担当者、労働組合の執行部、士業、デザイナー、政治家など、その受講者は、2,000人を超える。

2016年3月、法政大学大学院・政策創造研究科、政策創造専攻 修士課程修了。

「最新版はじめて講師を頼まれたら読む本」(KADOKAWA) 「また会いたい!と思われる人になる」(WAVE出版) 「ごきげんで生きる48の方法」(朝日新聞出版)など多数。

「2022年 『新装版 元気セラピー 読むだけでやる気になる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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