- Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569692760
作品紹介・あらすじ
右を見ても左を見ても、世のなか「○○主義」、「○○イズム」が溢れている。政治体制(民主主義など)、芸術の表現(ロマン主義など)、性癖や趣味(サディズムなど)、人事制度(成果主義など)…。誰もが一度は耳にしたことがあるこれらの言葉の意味を、正しく説明できますか?保守主義と原理主義はどう違う?民主主義と独裁制が矛盾しない?構造主義って何?本書は、知っているようで知らない「主義・イズム」を、根本からやさしく解説。哲学から時事問題まで、あらゆる教養の基礎になる一冊。
感想・レビュー・書評
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・目から鱗ではないが、なるほどなあと思う一方、、最早この本の記述にも批判的になってしまう
・反対の概念に見えて結局同じとか、何かを意識してしまっているとか、自己破綻とか。概念作りも大変詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
いろいろな主義を相関図で理解できる本。10年くらいぶりの再読で、個別の解説もほぼ理解できるようになってた。
あと、「武士道」(=明治武士道)はうさんくさいというのが今回の発見。 -
知的6
かかった時間120分
表題のとおり、リベラリズムとかポピュリズムとか功利主義とか清貧主義とかについて、サラサラっと感覚的に説明してある本。
ことばを知ると世の中の見えかたが変わるし、そのことばを我々は日々忘れていくので、たまにこういった本で確認すると、そうだったなぁーと思い出せる感じが良い。
なんとなく、PHP新書っぽくない感じがした。
(PHP新書っぽいってなんだろう…笑) -
世の中に色々ある「○○主義」についてすごく簡単に一般論と著者の独断と偏見を織り交ぜて説明した一冊
面白かった。基本的なコンセプトが、すごく簡単にエッセンスを説明するから、興味があるのを見つけたら各々詳細は自分で勉強してね!というものなので、とにかくわかりやすい。というかシンプル。辞書に毛が生えた程度とも言える。
そこに著者の独断と偏見に満ちたコメントが続く。コメントは、なるほどと思わせるものもあれば、「アンタ、インスピレーションビンビンのダンサーにフラれたのかい?」と思わずにはいられない偏りに満ちたものまで様々。
でもこういう「勉強ってそんな堅苦しいもんじゃないよ」ってスタンスの本は好き。何かを学っていい意味でこの位適当(?)でいいよなぁと思ったりした -
いろんな「主義」「イズム」が登場するので、なかなかアタマがついていかないが、いかにいろんな「イズム」があふれていて、自覚なしにその型にはまりがちか、考えさせられた。
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◯◯主義や△△イズムなるものを、(たぶん)網羅してざっくりと解説した一冊。民主主義からチラリズムまで、目次にあるものだけを数えても、その数80以上。
テンポ良く口当たりも良い文章が続くので、すらすら読んでしまうが、中身はそれぞれのイズムにより濃淡ムラあり。腹落ちできるものはできるし、どうにも眉唾と思ってしまうものや、陳腐な紹介文に過ぎない章もある。本来は、人間としての個性を生かすため、如何なる主義/イズムを選ぶべきなのかの指南書という意図らしいが、その意味ではほとんど役に立たない。ところが、各章の記述内容そのものより目次が秀逸で、これだけの主義/イズムをかき集めて、系統別に分類しただけも価値がありそうだ。その一方で、自己啓発本的な記述と、よく言って言葉遊び(有体にいってダジャレ)で綴られたエピローグは無駄だった。 -
○○イズム、○○主義、とは結局どういうことなのかが、かなり具体的に書かれている。正直こんなにも種類や関係性があるとは思わなかった。それぞれの主義主張の押し付けではなく、比較的中立的に書かれていると思う。
これをスタートに、他作者の同様他書も読んで比較してみたい。 -
世の中にあふれている○○主義や○○イズムという言葉。国家主義とか軍国主義とか民主主義とか、社会主義とか。
なんとなくイメージでは理解しているものの、詳しく知らずになんとなく使っているのが実情。民主主義は独裁主義に通じるというのは本書を読んで一番びっくりしたこと。
色々な○○主義・イズムが簡単に書かれているので、なんとなく理解をするにはちょうど良い。ただ、簡単に書かれ過ぎて物足りなさもある。それは著者が最初に一言述べているので、これをきっかけに、それぞれの主義を勉強してみればよいと思う。