- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569700854
作品紹介・あらすじ
稀に見る長期政権を担いながら、権力の座に未練を残して辞任した吉田茂。「明鏡止水の心境だ」との名言を残し、美しく退陣した鳩山一郎。自ら開催地を決定した九州・沖縄サミットに出席する直前に急逝した小渕恵三。大願を成就させ、颯爽と去った小泉純一郎…。気鋭の政治学者が、「散り際」を中心に戦後歴代首相の足跡を語る。首相就任の経緯、生い立ちと履歴、そして辞任のドラマとその後の人生。「首相はいかに辞めるべきか」「首相の資質とは何か」を考える上で必読の力作。
感想・レビュー・書評
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1945年8月15日、敗戦によって総辞職した鈴木貫太郎内閣の後を受け、終戦処理という非常事態に対応するべく誕生した日本初の皇族出身内閣の東久邇宮(ひがしくにのみや)首相に始まって、辞任会見における「あなたとは違うんです」の名言で2008年の新語・流行語大賞に選ばれかけた(本人が辞退) 福田首相まで、29名の歴代総理の経歴と辞任の理由・そしてその後の人生を追跡するのは、現代日本政治を専門とする政治行政アナリストの本田氏。 戦後日本の首相たちが、どのように最高権力の座から降りて行ったのかを「最後の場面」に注目して浮き彫りにするというユニークな企画で、日本政治の足跡をたどる。
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平成25 年11 月15 日読了。
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2008/10
戦後の日本の総理大臣の業績を概説し、紹介している。ちょうど辞任劇が話題になったあとなのでこのようなタイトルとなっているが、特に辞めかたに焦点が合っているわけではない。