- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569700908
感想・レビュー・書評
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◾︎2015/08/22 読了。
◾︎陸軍の北進論を賞賛し、海軍の南進論をこき下ろす。詳細な考察のないまま、感情的で一方的とも言える書き方。
◾︎冒頭から日本人には戦略思想がないとのことだが、筆者の戦略の定義がよくわからない。
◾︎では、どうしたら日本人が戦略思想を身に付けられるのか、筆者なりの考えが知りたいと感じた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
日本は戦術に長けているが戦略に乏しかった。
ノモンハン事件、真珠湾攻撃、ミッドウェー海戦、ガダルカナル海戦、支那事変を分析。
驕り、慢心等。 -
第一次大戦〜太平洋戦争の戦史を随所で解説しつつ、日本の軍部・戦後日本政治が共通して抱える「戦略欠如」の問題について解説。
・日本人には戦略がない
・政治のリーダーがころころ変わって戦略を立てるどころではない。与党も野党も入れ替わりが激しい。
・ディベートを身につけていない。
・農耕民族は元々戦術的。天候を相手にしていたから、自分の力ではどうにもならないことがあると思っている。
・戦略を学ばない。戦略の宝庫である戦史を学ばない。
・戦略を学ぶためには、戦史を学ぶと良い。
・日本人よ、戦略力を持て
戦略的思考:長期的な視点、大局的な視野、鳥瞰的な見方
戦略設計力:戦略を具体的な形としてみせること
戦史解説の部分は作者の思い入れが多く入っているようにも見えるが、過去を分析し現在に活かすことの重要性を気づかされた。