- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569701110
作品紹介・あらすじ
トップ囲碁棋士のなかでも、とくに優れた大局観をもつ著者が、プロとして勝ち続けるために必要な、ものの見方、考え方を明快に説く。布石、定石、手筋といった知識・技術の先にある囲碁の極意とは?幼少期から劣等生で、意志が弱く、誘惑に勝てなかった著者が、いかにして最強の囲碁棋士となったのか?「捨石の発想」「悪手が好手になるとき」「強さと弱さは同居する」「負けには理由が必ずある」-物事の本質を見抜く勝負師の言葉は、ビジネスにも人生にも通じる普遍性をもつ。
感想・レビュー・書評
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著者が考えるプロが勝ち続ける8要素
1.感動
2.繰り返し
3.根本から考える
4.工夫を加える
5.感謝
6.健康
7.根気
8.虚仮の一念 一心不乱のこと。
著者は天命があり生かされていると考えている。
この文章を読んだ時、自分の為すことは何かと考えた。
大きなチャンスがある時ほど、不安が大きい。
追い詰められたら、人は能力を活かし、生き続けるためにこの世に生まれてきたことを忘れない。能力を待っている人が必ずいると考える。
学問には正解があるが、社会にはない。
著者の人生経験に基づいたとても興味深い書。 -
大局観というタイトルでもいいぐらい、感情とか葛藤が書かれてました。好きです。
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依田さんは同い年ながら直接の接点は無い。しかし、友達の友達という事で昔から知ってる人のような感じだ。この本の題名は実は虚仮の一念が良かったのではないか。
気力x体力x虚仮の一念=勝つ よく分かりません。
夢xツキx虚仮の一念=ドラマチックな生き方 全くわかりません。
要は小賢しい知識やちょっとした技術より心の持ち方が大事と言うことを言いたいらしい。
学業がダメだったのがコンプレックスだったのが以外だが、東大をはじめとして学生の合宿に教えに行ったことで、東大一直線のイメージが崩れあまり頭の良くない人がかなりいると転換。誰のこと?
夜明け前に目覚め散歩中にまだ登る前の太陽の存在を強烈に感じる、そして俺もこういう存在にならなくてはダメだと思い、息子に太陽、大空となづけた -
囲碁のプロ棋士、依田 紀基さんの著作。これまで名人4期、碁聖6期などタイトル獲得多数。子供時代から成績優秀と思いきやずっと”頭が悪い”とコンプレックスを持っていたという。小学校でグングン碁の力が伸びてプロ棋士になったも今度は酒、博打、女でどん底へ。そんなとき中村天風先生の言葉から、”心のもちようは現実を左右するほど大きなものだ”と悟ったという。碁は技術でそれが上回るものが勝つと考えていたが心が勝敗を決めていた、それで人生立ち直ったという。 プロ棋士は技術は紙一重というし、ちょっとした差が大事なんだろう。学問には正解があるが社会には正解がない、という言葉もいい言葉。
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思考術と言うよりは自伝・エッセーの類。小学校・中学校時代はあまりに学校の成績が悪かったので将来に不安を持っていたらしい。
自分の銀行員時代の先輩に依田紀基棋士と同級生だった人がいて、中学当時はかなり変わった生徒だったと言っていたのを思い出す。
碁才は別智といって碁の才能は勉強の才能とは異なることが多い。かつての教え子にも碁のプロを目指すほどの生徒がいたが、たしかに学校の成績と碁の力は必ずしも比例しないものらしいことは感じた。 -
なるほど。なるほどでした。
なんて先を読むんじゃなくてツメの碁盤の目が
この人はイメージさせるのね。