- Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569701844
作品紹介・あらすじ
秦の始皇帝をして、「これを書いた者に会えたら死んでもいい」とさえ言わしめた異端の思想には、徹底した人間観察に基づく、厳しい現実社会を勝ち抜くための知恵が秘められている。
感想・レビュー・書評
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法術家韓非子の考え方が一通り理解することができるが、同じような話の繰り返しという感じも多く、終盤には少しだれてきた。
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組織に一定割合で必ず存在するクズの制御法と組織体系化させる為の帝王学。
徹底的なリアリズムでファシストに通じる哲学。
非常に面白く読める。
セールスターゲットがビジネスマンなのか妙に浅薄な例えや語彙を用いたりしている部分には違和感を感じた。古典、哲学、思想として読みたい方は別の翻者がいいかと思う。 -
古代中国の戦国時代の末期に、法術を完成させた。法は公明正大に天下に示すもので、術は君主がひそかに胸のうちで操作していくものだそうだ。この法と術にもとづけは、どんなに程度の低い君主でも、国を治めていくことができると韓非子は信じていたとのこと。上に立つ人が、ひそかに読む書物ということになる。小生には必要ないな。岩波文庫の訳本だと4冊に及ぶが、この新書では、百言と百説で一冊にまとめられている。
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紀元前2世紀末の中国戦国時代の思想家である韓非子。
この書物を西野氏が編約してます。
部下をどうやって使いこなすのか。
馴れ合いすら許さないという、
法と術を用いた為政術について論ぜられた本です。
知っていて損はないかと思います。