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この作品からのみんなの引用
みんなの感想・レビュー・書評
今から3年前の2009年に発行された、芥川賞作家平野啓一郎氏による「小説の読み方」という指南書。「綿矢りさ」のキーワードで図書館HPを検索していたら出てきたので、とりあえず借りてみた一冊。 「小説とは何ぞや?」から始まるが、さほど文学文学していなくて、読みやすく面白い。 読書感想文や思い入れをこめてレビューを書きたい人には、読んで参考になる損のない本です。 ドストエフスキーの「カラマーゾ... 続きを読む »
○小説の文章は大別すると、ストーリーを進める文章と、人物描写などの文章に分けられる。
○話の展開が早い、テンポのよい小説は、ストーリーを進める文章を多用している。
●文学史や文学の分類の興味が湧いた。純文学と大衆文学の違いはどこにあるんだろうか?
☆きっかけは日経トレンディの読書術の書評から。
読了日:2010/11/15
「蹴りたい背中」等の有名な小説を題材として取り上げている上に、読み方の説明が非常に丁寧である為、大変読みやすく、分かり易い。
登場人物の名前がイニシャルで表現されていたり、レッドやブルーなどという色の名前である事にはどういう意味があるのか、等という事は今まで考えた事が殆ど無かったので、今後の読書ではそういう事にも注目していきたいと思う。
この『小説の読み方』を熟知した上で、今まで読んできた小説を読み返すのも新たな発見がありそうで面白そうだ。
・・・という感じで、小説の読み方を教えてくれるだけではなく、読書欲を湧かせてくれる一冊でもある。
とてもわかりやすい且つていねいで、良かったです。だからといって恋空をとりあげなくても…と思ったけどw
面白かった。読書暦の少ない自分にとっては目から鱗の連続だった。ただもう少し本の数を読んでからの方がより理解できた気がする。すでに読書の達人になっているような人には「我流」があるから、「いや、違うんじゃないか」って思うところが出てきてしまう気がするし、逆に、全然小説を読んだことがない人がいきなりこれを読んでも、実感として理解できない気もする。この本をどのタイミングで読むかというのがこの本の面白みを左... 続きを読む »
読み助2010年3月24日(水)を参照のこと。
http://yomisuke.tea-nifty.com/yomisuke/2010/03/php588-80b1.html
「きっと作者はこう読んでほしいと思っている」という書き手の視点で、いくつかの小説の読み方を具体的に教えてくれる。日本作品、翻訳作品問わず、ジャンルや作者の年代も(おそらく意図的に)バラバラに選択されている。
もちろん、読み方といっても "ハウツー" を押し付けるような内容ではない。文体の特徴や、「こんな表現が出てきたら、作者はこう言いたい」などについて、平たく論じられている。助動詞で言うなら You should ではなく You might とか would like to のニュアンス。
特に「ゴールデンスランバー(伊坂幸太郎)」の "線対称性" を指摘した箇所がおもしろい。少なくとも2度、この作品を読んでみたいと思わせてくれる。
新書も読むようにしたいなあとかなんとか
いろんなタイプの小説の読み方というか考察というかがあっておもしろかったです。
自分じゃできそうもないんですが、すげー
読んだことはないですが、『日蝕』という難解そうな印象のある小説で芥川賞を受賞した平野啓一郎さんの"小説の読み方"です。高橋源一郎さんや古井由吉、またちゃんと読んだことはないけど綿矢りさやケータイ小説『恋空』の読解をしているという作品選択が魅力的に見えたので読んでみました。 あくまで"小説の読み方"であって、"小説"の読み方というほ... 続きを読む »
小説家の本の読み方を教えてくれます。
気鋭の小説家が自信の小説や古典やケータイ小説などを具体的素材として解説。
無闇に多読するより噛み締めながら読むほうが得るものは大きいといいます。
感想を語るうえで手助けとなる、小説の組み立て方を考える方法を紹介した上で、具体的な小説の本文とともに解説した本。『幽霊たち』ポール・オースター、『蹴りたい背中』綿矢りさ、『若さなき若さ』ミルチャ・エリアーデ、『日本文学盛衰史――本当はもっと怖い「半日」』高橋源一郎、『辻――「半日の花」』吉井由吉、『ゴールデンスランバー』伊坂幸太郎、『髪――「幻」』瀬戸内寂聴、『アムステルダム』イアン・マキューアン、『恋空』美嘉が、登場します。(2009.5.30)
小説を分析的に読む方法が書かれている。 前作「本の読み方」の続編だそうだが、今回は「蹴りたい背中」「ゴールデンスライバー」、そしてついにあの「恋空」(笑)など最近の小説を題材にしている。 深く読みたいという人にも勿論いいし、小説を書きたいって人にはぜひぜひおすすめの本! 今まで小説は感覚的に読むものだと思っていて、「分析的」に読む方法をあまり好きになれなかった。けど、深く読むた... 続きを読む »
小説にどのような装置が組み込まれていて、それがどのように機能するのか、例示によりわかりやすく解説。<br />例えば、会話文の後に付帯情報を加える効果、読者の疑問を代弁する疑問文、読者の視線を動かす記載、時間の流れや、心理的・物理的距離の遠近を表現することの効果、等々。<br />中でも目から鱗だったのが、主語充填型述語とプロット前進型述語という考え方。<br />これは、渋めの文学を読むときにはちょっと意識しながら呼んでみたい豆知識。
頭のいい人が誠実に「こういう風に読んでみたら?」とガイドしてくれる本。
取り上げられている作品もいい感じにバラけていてよい。
本の読み方の続編、現代小説に特化。
ぼんやり感じていたことを、明確に分析してくれていて、納得。

前作「本の読み方 スローリーディングの実践」の続編。
冒頭には小説を考えるにあたって、下記の4つを意識することを提唱している。
・機能、発達、メカニズム、進化
小説の批評を考える上で...





