- Amazon.co.jp ・本 (185ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569705415
作品紹介・あらすじ
生誕100年を迎えた太宰治の名言集。愛、苦悩、世間、自意識、生活、真理、「それでも、生きる」の各章から名言を辿る。
感想・レビュー・書評
-
どこかのレビューでもあったが、本文で読んだ時とはまた違った印象を与えてくれる。初期の言葉が多いイメージ。晩年で太宰は完結したというのもうなずける。隅々までこってあるのが素晴らしいね。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
太宰治の作品から150の名言を選んだ本。
章ごとにテーマがわかれていて、それに添った言葉が集められている。
ささやかに生きることの大切さを語る言葉が多かった。
普通に読む時はあまり注意を払わない言葉も、文脈全部とっぱらって、その言葉単体として見るとまた違った発見があった。
まだ読んでない作品も読みたい。
次の言葉が好きだ。
「一日一日を、たっぷり生きて行くより他はない。明日のことを思い煩うな。明日は明日みずから思い煩わん。きょう一日を、よろこび、努め、人には優しくして暮らしたい。」『新郎』 -
当たり前だけど同じ作家だと、違う作品でも言いたいことは一緒なんだなぁ。
「斜陽」「人間失格」「津軽」「富嶽百景」は読んだかな。そこまで好きな作家さんではなかったけど一文一文にしてみると文豪と言われる訳がわかった気がする。
・てれくさくて言えないというのは、つまりは自分を大事にしているからだ。
・生きてゆくから、叱らないで下さい。
・これは、あたしの敗北かも知れないけれど、人は、たまには、苦痛の底でも、うっとりしていたって、いいではないか。
がイイ。 -
太宰好きです。買ってよかった!
-
言葉に対する感度が高い人間として、太宰治は尊敬している。
-
斜陽が読みたくなった。1500円は高い!
-
いろいろな作品の中から言葉を切り取って1冊にした本。
前後のあらすじも何も無いのに、それだけで
自分の心を見透かされていると感じるほど入ってくる言葉たち。
まだ数冊しか読んだことがないけれど、
もっと太宰の本を読んでみたいと思った。
愛は最高の奉仕だ。みじんも、自分の満足を思っては、いけない 『火の鳥』
2009.2定価購入 / 2009.3.19読了 -
太宰治語録
-
太宰好きなら!