- Amazon.co.jp ・本 (276ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569760919
作品紹介・あらすじ
神道に精通した旧皇族。仏教の極意を知る大阿闍梨。神道と仏教とで立場の異なる二人が、「日本の伝統精神」について語らった白熱の対論。
感想・レビュー・書評
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大峯千日回峰行を満行された塩沼亮潤大阿闍梨と旧皇族の竹田恒泰氏の対談本。
排他性のない神道と仏教が日本で結びついて、日本人に和の精神がもたらされたことが分かります。
三つの自己に対する戒め、それは「向上心」「敬意」「怒らない」(P242)。 -
神道と仏教が共存した日本の歩み方、日本の素晴らしさを対談で語り合う。
といっても、明治以降ダメになった日本人の心を東日本大震災をきっかけに取り戻そうとしているということに、終始する。
震災で戻るんなら阪神淡路大震災で戻ってるんじゃないか。
結局は昔はよかった語りだった。
それも、ITバブルより、高度成長期が、高度成長期より、戦後直後が、戦後直後より、明治維新後が、明治維新より江戸時代がとどんどん遡っていく。
結局こんな書き方をして海外からリスペクトされていると言われても、いつの時代の日本を見ていっているのか分からない。
働き方、生き方、教育どれも昔のやり方が良かったなんて思わない。
欧米化しなかった一流企業だって今になってずさんな管理体制が元で大規模リストラや、買収に陥ったりしているのに昔の良い面だけを論じてるのは変だ。
その時代、その時代により良くしようと努力して良いことも悪いこともある。それは今も昔も未来も変わらないだろう。
言えるのは、今一人ひとりの時間に悩めるだけの時間が出来てしまったから社会が悩んでいるのではないだろうか。 -
軽妙なやり取りの中に真理が分かりやすく埋め込まれてきる。
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日本にキリスト教がうまく結びついていたらと思います。
体罰容認、子供の言うこと聞くなには、反対かな。 -
お釈迦様は、人間が本当によく生きるためにはどうしたらよいのかを、教え、実践する上でいろいろな「方便」を使い、その結果、輪廻説を取り入れた可能性は非常に高いと思われます。これは一般民衆に大しての対機説法的にだと思います。
いま世界的に仏教徒はどんどん減っています。インドではすでに1%未満です。
本地垂迹、仏・菩薩が人々を救うために、神道の神の姿をとってあらわれるということ。
中南米ではキリスト教が入ってからは、昔からの日本の民族にあった神道のような宗教がすべて滅びてしまった。だから、多神教である神道は世界でも貴重な存在?
困難が訪れたときには自分が先頭に立って問題を解決し、良きことが訪れたならば、皆を先に、自分があとに、という生き方をしていると、他人からあの人は偉いと言われるようになるのです。
先祖が積んでくれた功徳のおかげ
人間の生き方を定めた哲学が、すでに2、3000年前にはほぼ出尽くしたということかもしれません。 -
塩沼さんは宮城の出身だそうだ。日本人として知っているべき歴史が学べる。