毒殺協奏曲 (PHP文芸文庫)

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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569768717

作品紹介・あらすじ

致死量に詳しすぎる女は何を企んでいるのか? 身近すぎる毒とは何か? 人気ミステリー作家たちによる「毒殺」縛りの傑作アンソロジー。

感想・レビュー・書評

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  • 玉石混交。小林泰三先生のは流石に面白かった。

  • こういう毒のあるミステリは大好きです。毒殺は知能犯の十八番なので…

  • 毒殺にまつわる短編小説。
    「 毒殺」というテーマでこんなにも切り口があるのか、また作家さんの色が出るのが読んでいてワクワクしました。

  • 毒にまつわる短編集。
    コメディだったり、シリアスだったりといろいろあってわくわくします。
    読んだことのない作家さんも多くて興味深く読めます。

  • 毒殺って手段のせいかイヤミスっぽいのが多い。

  • 重たい小説を読んだので、読みやすそうな短編集を選んだ。初読みの作家さんも何人か。柴田よしきさんの短編はユニーク。私が好んで読む新津さんの短編はやはり新津さんワールド。女性の怖さが書かれていた。読みやすくて後味よく読了。

  • アミの会(仮)による毒殺をテーマにしたアンソロジー短編集。永島恵美「伴奏者」,柴田よしき「猫は毒殺に関与しない」,新津きよみ「罪を認めてください」,有栖川有栖「劇的な幕切れ」,松村比呂美「ナザル」(秀作),小林泰三「吹雪の朝」,篠田真由美「完璧な蒐集」,光原百合「三人の女の物語」

  • 「毒殺」を共通項とするアンソロジー。

    「猫は毒殺に関与しない」柴田よしき
    作家と編集者の鍋パーティーで起きる事件。毒×5色の餃子の鍋という時点でワクワクする。

    「劇的な幕切れ」有栖川有栖
    何かが起きて結局自殺ができなくなるか、もしくは……という予想をしていたので、予想通りと言えば予想通りだが、終始不穏な暗さと緊迫感が漂っていて好きな作品。

    「ナザル」松村比呂美
    松村さんは前向きで明るいキャラクターも描くのに、このように「どこにでもいそうなイヤな女」を描かせても上手いのがすごいと思う。

    「吹雪の朝」小林泰三
    ひねりが効いていて面白かった。『致死量未満の殺人』という作品がそういえばあったなぁ、などと思いつつ。

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著者プロフィール

1959年大阪生まれ。同志社大学法学部卒業。89年「月光ゲーム」でデビュー。「マレー鉄道の謎」で日本推理作家協会賞を受賞。「本格ミステリ作家クラブ」初代会長。著書に「暗い宿」「ジュリエットの悲鳴」「朱色の研究」「絶叫城殺人事件」など多数。

「2023年 『濱地健三郎の幽たる事件簿』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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