白川静さんと遊ぶ 漢字百熟語 (PHP新書) (PHP新書 643)
- PHP研究所 (2009年12月16日発売)
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感想 : 3件
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- Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569772028
作品紹介・あらすじ
「夭」は巫女が身体をくねらせながら踊る姿。「笑」は神への祈りで恍惚状態になって踊る巫女の姿。だから「妖」は神が憑いた女性で「あやしい魅力」を発します。一つの文字を理解すれば数珠つなぎに他の文字が容易に分かるのです。漢字は丸暗記で覚えるものではありません。漢字の意味を理解し、文字系列としてイメージでつかめば、「漢字の世界」は無限に広がっていきます。漢字学の第一人者・白川静さんの研究を基に、イラストをふんだんに盛り込み、漢字の成り立ちをやさしく、楽しく、コンパクトに紹介します。
感想・レビュー・書評
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新書文庫
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眠りにおちるまで白川静の字書を読みながら過ごすという著書が選んだ熟語100語から、漢字の成り立ちを説明。全部読むのは辛いかも
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白川静の漢字学の初心者本としては(私は初心者でしかないのですから、他の本を読んでいませんが)大変親切な作りで楽しい本でした。
どうしても興味は自分の文字に行きますが、「多」の「夕」は肉を表すらしい。それが重なることで「多い」と言うことらしい。なかなか深いですが、別のページで「夕」は三日月を表すと言うような表現もあり???
どこかルーツが違う字が、形として一緒になったのかな?
こうした研究をしていてひとつの発見は、研究者冥利に尽きると素人ながらに感じる本でした。
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