- Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569772912
感想・レビュー・書評
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二毛作の人生で生きるということに、とても勇気をもらった。伊能忠敬らのように偉業は成し遂げられなくても、いくつになっても自分のやりたいと思うことに挑戦することができることを学んだ。
私もうつ病を患い、どしゃぶりの雨の日を経験した。自殺念慮と向き合い、生きることと死ぬことに正面から向き合い、仕事と人生に向き合い、自分の意思で、酒をやめ、障害者センターでリハビリに通い、ジムにも通った。今もまだうつうつとすることはあるが、最悪のどしゃぶりの時期は過ぎたと思う。
振り返って今思えば、あの時期があったからこそ、家族の支えに対する感謝ももてたし、働き方、生き方を変えることができた。
雨の日に勇気を持って自分と向き合う。本当に大切なことだと思う。
そして晴れの日には、雨の日で得たことを忘れずに自分を戒めつつ生活していきたい。
まぁまだ晴れの日は当分先の話なんだろうが。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
とある心理カウンセラーの方からブログで紹介された本ですが、かなり興味が持てる内容です。著者のもとで働いているようですが、そのカウンセラーの方々は素敵な方ばかりなので、相当信頼できますね。
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アドラー心理学(勇気づけ)の指導者である岩井俊憲氏の『心の雨の日の過ごし方』を読みました。
季節には、春夏秋冬と四季があるように、私たちの生活ライフに関しても、良いときもあれば悪いときもあります。
絶頂期の例としては、初恋、恋愛、結婚、子供の誕生、昇進、新居の購入、孫の誕生などがあげられます。
逆に、逆境期の例としては、身内の不幸、離婚、失恋、会社の倒産などがあげられます。
当書籍を読んで痛切に感じたのは厄年に関する考え方も同じではないかと思ったことです。
絶頂期でも決して有頂天になることなく自重する大切さ、反面、逆境期には十分に自分自身を省み、新たな飛躍にすることが大切ではないかと思います。
人生、晴れの日、曇りの日、雨の日など様々です。
周りの方への感謝の気持ちを忘れることなく生きていくことが大切なことだと思います。 -
心の雨の日、不幸、失意のときは人生の陰のリズムのとき。
そんなタイミングを過ごす五つの知恵として、変えられることと変えられないことを見極める、老病死の主人公になる(いま、ここ。下山の発想。even if・だとしてもリソースを生かす)、よき師(メンター)をもつ、真の楽観主義(人事を尽くす意志)、いかなる時も勇気をもつ(貢献、無財の七施)を紹介している。
10メソッド:自分の中のまだ使いきっていない資源(リソース)を10、続いて今の状況でできること10。リソースと結びつけ、優先順位の高いものから実行。
ユートピア・シンドロームの問題点、現実軽視、自己不全感、他者不信もなるほどと思った。
09-114