- Amazon.co.jp ・本 (182ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569774503
作品紹介・あらすじ
20万部のベストセラー『コンサルタントの「質問力」』の著者が、いままでに培ってきた勉強法を公開。自分の能力を高め、仕事の成果につながるその方法とは?情報が自然に入る仕組みをつくれ!自腹でもグリーン車&シティホテルを利用せよ!"新聞"ではなく、"本"を読め!フレームワークからキーメッセージを彫り出せ!など。
感想・レビュー・書評
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知識→認識→見識の思考。
勉強テーマは、大→中→小テーマ。
勉強は、習慣、見える化、情報収集の仕組み、環境づくり。
点より線より面の勉強。
フレーム思考→コンセプト思考→ゼロベース思考。コンセプト思考とは、一言で何かを言い表すこと。キーワード。
30冊をキーワード読みし、そこからマインドマップをつくる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
■コンサルタントとしてのあるべき基準を教えてくれる本
・プロジェクトスタートまでに、自分なりの分析や仮説を語れるレベルにまで達成していなくてはいけない(p.19) ← そのための知識を入れる方法が第6章に書かれている
・「週一回ノー残業デーに、帰り道に必ず表参道・丸の内・銀座・六本木・西麻布によって街をぶらつくようにする」とか「月一回は、異業種交流会の勉強会に参加する」、「毎週月曜日は紀伊国屋や丸善に行って、多くのコーナーをチェックする」というように、好奇心を発動させる環境を自らつくっていくことはいくらでも可能である
■野口式スピード読書術のすすめ
・全体像を入れるために1日(9~17時)に最低30冊の本を読む
・30冊もの本を読んでいると、「この人の分析は鋭いな」とか、「この人の考え方には共感できるな」という著者が見つかるので、その人を師匠にして、その本をしっかり読み込み、自分の認識として取り込む(p.173)
・その本を読む目的が、知識を得るためか、理解を深めるためか、抱えている問題を解決するためか、などと決める(p.175)
・本を読んでいてふっとキーワードが浮かび上がってきたら、それに記しをつけて後からわかるように端を折っておく(p.177)
・A3やB4サイズの大きめの紙に、キーワードを書きこみ、それをロジックツリーやマインドマップに落とし込み整理する作業に入る(p.178) -
本などを読んでフレームワークを作ってから、新聞の点情報に触れて、面をつくれるようにという話は納得感があった。
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本を読むことを基本とした学習の大切さについて詳しく書いてあった。
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後半につれて密度は濃くなる。
まあまあ。一回読めばよし。 -
コンサルタント新人向け。
【実践ポイント】
★1日30冊読む→赤丸つけ→キーワード集(ツリーやマインドマップ)
◆定期的に情報の棚卸し&拡充をする
~雑誌定期購読やメルマガは定期的に見直し
◆週1回ノー残業デーの帰り道に、必ず表参道、丸の内、銀座、六本木、西麻布に寄って街をぶらつくようにする
◆自腹でもグリーン席、シティホテルを利用
◆キーワード思考法 ~「ポイントを一言でいうと?」「つまりを5回」
◆「自分だったら、この本にどんなタイトルをつけるか?」
<備忘録メモ>
・ニーズを超えた「ウォンツ提案」ができてこそプロフェッショナル
・知識→認識→見識
~認識に満足せずに「研鑽」を続ける
・「得意」と「好き」を基準に勉強テーマを決める
・勉強の長続きの3つの条件:will(したい)/must(すべき)/can(できる)
・「ザ・テキスト」(テキストの基本の一冊、師範本)を見つけ徹底活用
・したり顔で教えたがる上司の言葉は、適当に聞き流せ
・情報収集の仕組みを作る
・時代の変化に気づくには、定点観測が一番
・毎日の通勤時間は大変貴重な勉強時間 →各駅停車の駅に住む
・昔は三上、今は「六上」
~お風呂、エアロバイク、ラウンジチェア
・物事を考えたいときは、歩くのが一番
・業界・企業の「追っかけ」をする
・「コンセプト思考」 →物事の本質を一言で考える
・1日で30冊読む、師匠を見つける
・「人間はいないか、人間はいないか」(ギリシャの哲学者ディオゲネス) -
以前読んだ「コンサルタントの習慣術」に続く、2冊目の野口氏の著書。
得た情報を知識→認識→見識に昇華するプロセスやゼロベース思考の重要性など、プロのビジネスマンにとって不可欠な仕事への取り組み方や姿勢が記されている。
具体的な技法も書かれているが、著者の主張は前作と一貫して、作業の効率を上げる環境を構築し、自分の中で取り組みを習慣化させることが大切であるということだと思われる。
私としては、「情報が自然と入ってくる仕組みづくり」に関して、このプロセスによって仕事の初速が大きく変わるという点に非常に納得させられた。