- Amazon.co.jp ・本 (227ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569774817
作品紹介・あらすじ
自分まだ若い。そう思っていたのに、無意識のうちに独り言が多くなっている。他人をじっと見てしまっている。それはオッサン化の兆候だ。「ああなりたくはない」と思っていたオッサンに、自分がなろうとしているのである。が、絶望することはない。年齢を重ねてオッサンになることは、人生で一度きりの貴重な経験なのだ。「オッサンくささ」の原因がわかれば対処法・治療法も見えてくる。そのために、哲学的・心理学的に分析しておくことが肝要だ。古今東西の哲学者・思想家の説を引きながら、オッサン化の傾向と対策を考える。
感想・レビュー・書評
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2013/1/4非常に面白くためになる。★4
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当てはまる項目多し、すっかりオッサンなのだ。
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結構、該当する項目がありビクビクしながら読みました。,脱オッサンは、秘訣は、,・自分がオッサンであることを自覚すること,・目下の者を育て、謙虚に意見を取り入れること,・燃えるような情熱を持つこと,とあります。,,著者の専門領域である哲学の脱オッサン指南が絡められていて、やや強引でしたが楽しめました。,,図書館で借りました。
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宇宙レベルで考える時間の哲学(^.^)
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若者のオッサンに対するイメージのアンケート結果を元に、オッサンの行動を様々なパターンに分けて哲学的な視点で考察する。各パターンに対する処方箋付き。
自分も年齢的にはオッサンであり、残念ながらこの本に書かれている行動もいくつか該当する。充分気を付けているつもりだが、無意識にやってしまっていることがあった。「あれ、それ、が多くなる」「失った時間の大きさに愕然とする」「人との付き合いが面倒」「また今度と物事を先延ばし」「瞬時に記憶喪失」等、読んでいてなるほどと思うことも多かった。オッサンにならないための処方箋もあって、多少参考にはなるが、どんなに対策してもオッサンの壁がある。(若者もいずれは直面する壁である)加齢には勝てないのだから、嫌われるオッサンにならないように、愛されるオッサンを目指すのが健全ではないかと思った。 -
独り言が多いとか過去の栄光を語るとか、オッサンの行動思考を哲学的に解を示す。
該当項目がやたら多いので私も充分にオッサンであることを認識できた次第。 -
「オッサンになる兆候」とはどんなものか、そこにちょっと心理学的・哲学的な解説を加える。ちなみに「オッサン」は「オバサン」に読み替えることもできそうw。下記、抜粋…「自己アピールしすぎて嫌われる」「失った時間の大きさに愕然とする」「政治・経済などに興味が向かい、自分が見えなくなる。」「自分がオッサンであることに気付かない」「人のいうことをまず、否定する」「過去の栄光を語り始める」「体当たりしてくる」「しばし、人生に絶望する」「不健康を自慢する」「老けてきたことを力強く語る」…藪蛇ってもんですn(^-^)
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タイトルが気になって買った本。はじめのうちはオッサンにありがちな行動や心理が書かれていたり、オッサンの自分が若者である主張は、あくまで一昔前の若者であり現代の若者とは違うという話は面白かったのだが、その後、ドップラー効果だとか、等速直線運動だとか、理系の人間から見たら、何じゃそのこじつけは?と思わせ徐々に飽きてきて、最後まで読むのが辛かった。
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13.01.04 非常に面白くためになる。
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読みたながら、自分に当てはまるところが多々見られショック。自分も確実に「オッサン」に近づきつつあると思いながら、ああ、電車の中にこんな「オッサン」いてうざいよなあと思った。
ケーススタディーのようなもので、事象を挙げてなぜそうなるかを述べ、その後に哲学や昔の偉人はこう言ったものだといったようなことが述べられている。
面白かったというよりも、気をつけようと思った。