- Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569775906
作品紹介・あらすじ
平将門から徳川家康まで、武士の歴史を書き連ねた歴史書が読みやすい現代語訳でよみがえる。
感想・レビュー・書評
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2017.1.15 1/24読了 1/25返却
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頼山陽が漢文で書いた有名武将達への評価を現代語の超訳している。朱子学の立場である彼から見た評価が、幕末のベストセラーになったということを学べた。
徳川家康が朱子学で幕府への反逆を防ごうとしたことが、結局倒幕に至った皮肉な状況に思いがいきました。 -
幕末に勤皇の志士の必読書であったという。漢文は当時の男子の常識。倒幕府思想の源流で天皇中心に善悪を判別していくが、不徳の帝は容赦なく批判。新田義貞を軍運用では拙劣としながらも行動原理は評価し楠正成は「逃げ延びることもできたが後世に名を残すのを選んだ」と最大評価。武士に怨霊はなく、家名揚げ日本人の憧れ典型。封建体制で徳川家康と自身の主君に甘い、が巧妙に言い繕って無理な感じはない。各章の解説にあたる部分が著者の博識なところで、旅行した経験や父から聞いた思い出などが盛り込まれ並の歴史書ではないリア充の面もある。
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蟄居中の頼山陽が資料を纏めまくって書きあげ幕末から明治にかけて大流行した本の現代語訳。読みやすい。
当時大勢の人がこの本に大きな影響を受けたので、内容を知っていると近代史がもっと面白くなると思います。☆ -
「超」現代語なので、読みやすい。
龍馬伝でも、少しだけ取り上げられていた。幕末のベストセラー。
あらためて、本の偉大さを感じた一冊。