ニュートリノと私 not a miracle at all (100年インタビュー)
- PHP研究所 (2014年7月24日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (157ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569784083
作品紹介・あらすじ
ニュートリノという素粒子を検出し2002年ノーベル物理学賞受賞。小児麻痺を自力で克服、師に恵まれ、物理学の実験に取り組んだ日々。
感想・レビュー・書評
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ノーベル賞受賞者の生き方、若い人へのメッセージといった趣で、非常に読みやすかったです。
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ニュートリノを発見する人は、当然のことながらそれだけの準備をしている人だということ。
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ノーベル物理学賞を受賞した小柴氏の簡単な伝記。少年時代からニュートリノ発見まで書かれている。あまり物理が好きでなかった小柴氏が好きなものを見つけて研究し、ノーベル賞を受賞する。本当にやりたいことを見つけて努力することが大事であると語っている。
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小柴さん。
すごい人生送ってきてるなって思った。
自分でやらなきゃって想い。
教材化できないかな。
いつか道徳でやりたい。 -
ノーベル賞受賞者である小柴先生へのインタビューを本にしたもので、物理学の解説ではなく、生い立ちとか経験に焦点が当てられている。はっきり言って、面白かった。
幼少の頃から頭脳明晰だったこと、中学で小児麻痺になって自力で克服したこと、貧乏で苦学したこと、大学の成績は芳しくなかったこと、朝永振一郎ら先生や友人に恵まれたことなどなど、どれも印象深いエピソードで、人生訓としても味わい深い。中でも、3歳で母を亡くし、本当に甘えられる人はいないと子どもながらに自覚した話は感動的だし、また、ぎりぎりまで考えた先のヤマ勘は当たるという話は自分にも覚えがあり、なるほどと思った。
本書は、活字や行間が大きく、一見するとスカスカな印象だが、読み進めていくうちに、次々とページをめくる感じがインタビューを聞いているような感覚になってきて、中々よく考えられたレイアウトという気がした。 -
専門書ではないけれど、息子と一緒に読み楽しめた。