脳と即興性: 不確実性をいかに楽しむか (PHP新書 715)

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  • Amazon.co.jp ・本 (198ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569790879

感想・レビュー・書評

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  • 脳の働きや即興性との関係についての考察は少ないけれど、山下洋輔の成り立ちやさまざまなエピソードがおもしろく、一気に読めた。即興性は引き出しを多く持っておくことが大事ということ、既存の枠組みを理解した上でそれを壊す勇気を持つことが創造性に繋がるということに深く納得。

  • 即興の知とは? 予め決められたことをそのままやるのではなく、即興でからだを動かし、おもしろいことを容赦なく追求することで、生まれる知…

    おもしろいことを追求するというのは、最高の価値である。
    自ら動いてみないと何も見つかるものではない。いろいろとぶつかったり、失敗したり、心が動き感動し、涙がながれたり、様々な経験をしているうちに、自然と自分の人生を前に進めてくれる何ものかに出会う。そんな生き方が出来れば、行き詰まることはない。


    創造性は、勇気の量に比例する。
    人は、甘えが許されない環境だったり、何かを打破しなければいけない状況に追い込まれたときに、本来の強みを発揮する。

    子供の発達においては、嘘をつけるようになることが、大変重要なステップである。
    嘘がつけない子供は、対人コミュニケーションがうまくいかない。
    タブーを破ることが、人間発達においては、大事なステップである。
    ルールは、大人がつくるが、そのルールを破ることが、人間の発達において非常に重要である。
    ただ、ルールを破るにもやり方がある。悲惨なルール破りではなく、芸が必要である。

  • 帯に「人生は譜面通り弾くな!」とある。元々譜面なんぞ無かったあるいはあっても読めない人(自分かとw)でも同じリズムとコードの繰り返しになってしまうことがあります。そんなときガツンとくる一冊。「これからは変拍子と転調の連続、ついでに肘打ちだぁ!」と燃えること請け合いです。

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著者プロフィール

柏まちなかカレッジ学長。柏市議会議員。
元高校教諭。学校教育だけでは解決できない課題に直面し、議会から地域から働きかけてきた。「教育のまち」を目指し奮闘中。
1978年4月生まれ。千葉県立東葛飾高校卒業。早稲田大学教育学部卒。同大学院修士課程修了後、土浦日大高校にて教諭。早稲田大学大学院教育学研究科博士課程を単位取得後退学。一般社団法人 教育共創研究所 代表理事。学び合う場を作る教育コンサルタント。
【趣味・特技】歴史散策、剣道(三段)、絵画、カポエィラ、三線、バイク、JAZZ鑑賞

「2013年 『地域の力を引き出す学びの方程式』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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