幸せな結婚をするための教科書

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  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569797076

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  • 良い人がいれば、付き合いたい、結婚したい。
    よく聞く言葉です。

    なんとなく良い人を探している人と
    必死に一生懸命に自分を磨き、運命の人を探す人がいます。

    あなたはどちらと付き合いたいですか?


    男を見る目がないと言われる
    男運がない、男に騙された
    世の男性は皆、浮気をする

    確かにそれは事実でしょう。
    少なくともあなたが生きてきた人生の中では。

    快楽を求めれば、快楽を求める人に出会う。
    性を、外見のみを、魅力として表現する人には、その魅力に引き付けられる人が集まります。
    つまり、その人の成熟レベルで行動する範囲で
    環境で、人と出会います。
    そして、そのレベルの人と付き合う事を決めたのもあなた自身の判断です。

    努力している人は、努力している人が分かります。
    苦労して内面と向き合った人は、磨かれた内面の人を見抜きます。



    結婚をゴールイン!とよく言います。

    しかし、結婚はゴールではない。
    よく考えれば
    結婚は2人で共に歩み出す決心でありスタートです!

    結婚はおめでたい事は、間違いありません。
    一方で
    結婚した事実だけで、自動的に幸せは付いてきません。

    「釣った魚に餌をやらない」

    恋人時代はデートのたびにプレゼントをしていた男性が、結婚した途端に、誕生日や結婚記念日でさえ、妻にプレゼントをしなくなるという意味の言葉です。


    あなたは何を目的に結婚しますか?
    お金ですか?
    地位ですか?
    損得ですか?
    利害関係だけの結婚も存在するでしょう。

    しかし、もし幸せを目的に結婚するなら知っておいた方が良いでしょう。

    プリンストン大学による
    「お金と幸福度の関係」の調査によると
    世帯年収が約630万以下の場合は、年収と幸福度が比例するデータが出ています。
    つまり、それ以上稼いでも幸福度は頭打ちです。

    人生はマラソンのようなもの。
    向かい風の日もあれば、暴風雨に見舞われることもあるでしょう。
    限界近い速度で走り過ぎても、いずれ失速します。

    結婚のために、無理をして完璧な理想の自分を演じ続けたとします。

    その結果が
    結婚したら人が変わった
    こんな人だとは思わなかった

    無理をして演じた自分が、ストレスとなり維持は困難となり嫌われる。夫婦に溝が出来る。

    結婚が幸せの絶頂だったとならないように
    結婚をスタートとし、共に歩みより
    幸せを目指す姿勢が大切ではないでしょうか?
    程よい努力の継続はマストです。

    今の若い人たちは
    楽に生きるのが1番の目的になっている人が多い。

    今が楽しければいい。
    楽な関係がいい。
    気を使わない関係がいい。

    まぁ、なんとかなるでしょ思考です。
    確かに大切なマインドで、自分を守り楽させるために1番簡単な方法です。
    しかし、10年後、20年後、30年後そのままで大丈夫ですか?

    若さに甘えていませんか?
    老いの恐怖から逃げていませんか?

    時間は有限。平等に過ぎ去ります。

    今若さを浪費する恋しか知らないと、あなたは将来、人間不信か大きな傷を負い自信を喪失します。

    性やスキンシップで落ちる男性は多いかもしれません。しかし、その男性は別の若い女性の性攻撃であっという間に落ちる事を忘れないでください。
    なぜなら、あなたの内面を好きで恋をしていないからです。
    すぐに手を出す男性は、あなたを軽く、手を出して問題ないと安易な気持ちで判断しています。

    都合の良い女性に成り下がって、自ら不幸へ歩み出さないで、流されないでください。真剣に付き合いたいなら。

    自分を偽って
    無理して
    自分の能力を偽って付き合っても
    待っている未来は
    破滅と傷つくあなただけ

    大切にされたいなら、真剣に付き合いたいなら、絶対に性だけを武器に使ってはいけません。
    外見は磨いても、いつしか必ず老います。
    内面は磨けば、磨くほど、他の人と差がつき続けます。
    早く気づいた人ほど、向き合った人ほど有利です。


    結婚に関する意識調査によれば
    「結婚はするべきか?」の問いに対し
    「できるだけするべき」が52%
    「必ずしもしなくてもよい」が44%という結果

    晩婚化、独身貴族、シングルマザーとこれから結婚する人は減っていくでしょう。
    1人で生きていける社会に、寂しさを紛らわせる仕組みも多くあります。

    世間では、不倫がニュースとなり
    謝罪会見に溢れています。
    離婚率は約1/3。
    結婚に魅力を感じない人も多いのは現実です。
    不幸なネガティブな情報に汚染され、希望を失った若者がきっとあなたの周りにもいるのではないでしょうか?

    だからこそ、将来結婚の価値は高まるでしょう。
    価値観の多様化により、少子化により、職業難により、結婚したくてもできない人も増えるでしょう。
    だから、結婚できる人の評価は高まります。
    より難しい時代で結婚できる能力があると評価されるかもしれません。

    あなたは、一生この人と添い遂げると決意し
    その思いを行動に移したことがありますか?
    あるいは
    一生添い遂げたいとプロポーズされたことがありますか?

    いくら一方的に恋をして、思いがどれだけ強くても
    1人で結婚は成り立ちません。
    相手も同じ本気の気持ちでなければ、結婚はできません。

    それは、簡単なことではありません。
    現代において、それだけの決意と勇気のある人が果たしてどれだけいるでしょうか?


    草食男子と言う言葉が流行り
    一生独身を貫く決意で遊ぶだけの男もたくさんいます
    結婚を諦めた人もたくさんいます。

    そんな不遇の時代でプロポーズする、される人間には
    魅力と価値があるとも言えます。


    人の優しさを、知らない人は
    優しさに気づけないかもしれません。

    人を本当に心から信じ愛した事がない人は
    愛されても気づけないかもしれません。


    愛されたい
    幸せになりたい
    お金持ちと結婚したい
    イケメンと付き合いたい
    私の全てを分かって欲しい

    この全てに共通している根源は
    自分が一番大切だという気持ちです。

    自己中心的な自己愛を優先した言葉です。

    求め続けるだけのクレクレ人間
    自分で自分を満たせない人間
    相手を愛するではなく自分を優先する人間
    だと言う事を証明しているようなものです。

    自立した男性は自立していない女性を見抜き
    結婚相手に選びません。
    これは、私の周りで例外はありません。
    貞操観念の崩れた人は、崩れた男性と付き合っていました。

    結婚までの理想は
    自然に好きになり、  
    自然に恋愛がスタートして、  
    自然にお互いに結婚を意識して、  
    自然に結婚して、  
    幸せな結婚を手にする

    若ければいくら失敗しても笑い話です。
    良い思い出です。
    しかし、理想通りいかない現実と折り合いをつけないと、より理想から遠ざかってしまう事とも向き合うべきです。


    世の中には、
    〝結婚には向かない男性〟
    〝結婚する資格のない男性〟
    〝結婚しても女性を幸せにできない男性〟が、
    いっぱいいます。残念ですが、事実です。

    結婚の意思がない男に
    ズルズルと引きずられ
    結婚適齢期を逃す
    情を捨てられない、いつか変わると信じる
    優しい女性もたくさんいます。
    男性の性の道具とすら見える扱いをされる女性すらいます。

    あなたと今、真剣に向き合わない人は
    結婚したら変わる
    なんて事は絶対にありません。

    あなたの時間を幸せになる権利を大切にして下さい。
    情に、寂しさに負けて自分を、不幸にしないであげて下さい。

    そして、幸せになる事をあきらめないで
    どうか自分を信じてください。
    どうか自分を大切にしてください。
    自分を信じ、大切に出来たら、幸せはきっとすぐそこです。



    前半部分は冷静に客観的な結婚の現実を、述べられていて読む価値ある良書です。
    後半部分は、筆者の娘さんへの思いが溢れた、1人の親としての幸せになる思いが綴られ、気持ちは分かりますが、少し個人的な方針や意見が多いような気がしたため星4点です。

  • ⚫︎浮気しない男性はいない...過ちを許す
    ⚫︎好きと愛は違う、好きは磁石で惹かれ合う状態でもろい、愛は一つのボールのようなもの、どんな困難も二人で乗り越える決意
    ⚫︎女性は愛される性、男性は愛する性

  • 結婚をして幸せになりたいと明確に定義付ける。漠然と考えるのではなく具体的に考える。

  • まっとうなことが書いてあるものの、その分新鮮味がなく、
    あまり読んだ甲斐がないカンジ。
    セックスはかなり大事な要素というところがアダム氏らしいくらいで。

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著者プロフィール

(株)エヴァコミュニケーションズ代表。名古屋芸術大学を卒業後、画家をめざして渡米。イラストレーターとして活躍する。33歳のとき、自らの人生を大きく変革させる霊体験をしたことから、人間の真の幸福の探求をはじめる。幸せの根源は「男女bの愛」にあると確信し、その重要な要素であるセックスに関心を持ち研究を重ねる。帰国後、14年の歳月と1000人以上の女性との実践的フィールドワークを経て、最高の性の喜びをもたらすアダム性理論とメソッドを確立。これを”スローセックス”と命名する。以後、男女・夫婦の円滑なコミュニケーションをサポートすべく、啓蒙に従事。日本中の男女に多大な影響を与えている。

「2018年 『スローセックス 彼をその気にさせるテクニック』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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