2022――これから10年、活躍できる人の条件 (PHPビジネス新書)

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  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569797601

作品紹介・あらすじ

「あと10数年で、会社はなくなる」「日本はさらに落ち込む」…本書で語られる衝撃的な予言の数々。しかし、なぜ、「日本人の未来は明るい」と言い切れるのか?あの経営コンサルタントの「未来を拓く」最強ツール。著者が身を削って書き上げた、渾身のキャリア論。

感想・レビュー・書評

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  • だいぶ昔の本。
    2022年の予測は
    半々といった所。

  • やっぱり10年前に書かれた本ということもあって、少し考えが古いと感じる部分もあった。
    全体的には面白い。

  • 中学生くらいから、話をまとめることや自分の意見を人前で話す事が苦手だった。最近になって立てた3つの目標『自分の考えを持つ』『自分の考えをまとめて発信する』『思考力を深める』偶然にもこの本に今のわたしに必要なことが詰まっていて、途中からはページをめくる手が止まらなかった。これからの時代に一体わたしはどんな未来を描くのだろう。どんな人間になりたい?0から1を生み出せるような、独創的で、1の情報から100の方法を導き出すことができるような、そんな聡明な人に今はなりたい。



  • 前半はこれから何が起こるかを、2012年から2022年を予想するという形で
    後半はそれに対して我々はどうしていけばいいか示したもの

    未曾有のウィルスで人と会うことが禁止される世の中になって、そこからIT技術が進みリモートワークが一般化したという事例は、
    皮肉にも70年前の敗戦によって日本人の国民意識のベクトルが大きく変わった事例に似てると思った。

    また国際経済等の規模の大きな話も
    一人一人の思考や一つの会社の経営に落とし込んで考えると、今の悩みとかなり近いところがあった
    指示命令型のマネージャーの下、効率性、親近感、革新性、の3つの歯車が経営層とプロパー社員で噛み合わず、メンタルが潰されかけてた。そして自分自身も突拍子もない目標設定聞くとまずどうせ無理やでが先に出るマインドになってしまってる。やっと言語化できた。

    information→exformationがこれから大事。
    なんで、なんでって聞かれると答えにつまることが多い→人に説明しようと考えてるうちに自分の理解度が深まる。
    これを機にもっと本を読もう。

  • ちょうど10年前に10年後の日本を予想している味わい深い本。

    見事なほどに70年周期で歴史が繰り返されている理論は、そのサイクルを見ても無理があるように思えます。それぞれの捉え方はあるにせよ、占い師みたいに「全員にあてはまる」的な未来予測じゃないだけ清々しい予測でした。
    防災対策としての昔ながらの地域コミュニティを、現代風に復活させる案は面白いと思いますし、ぜひそうなってほしいものですが、令和風だとオンラインサロンのようなオンラインコミュニティを活用するしかないかな。

    未来予測はさておき、これからの日本国と個人でやるべきことは参考になると思います。

    人口減社会だからこそ起こせるイノベーションとして、子供の可能性をしっかり伸ばせばポテンシャルを発揮しつつ、高齢化産業を伸ばすというものでしたが、これは元気が出る提案だと思います。落合陽一の「世界再興戦略」にも同じようなことが書いてありました。

    子供にできるアドバイス
    ①海外留学 英語 中国語
    ②ボランティア体験
    ③優秀な人材が集まるとことにゆく
    この三つをやるべき。これはほんとにそう
    未来の日本のリーダーとしてやるべきことは、母国でこじんまりおさまるのではなく、世界に飛び出せということです。覚えておきたいです。

  • こうした未来予測の本の怖いところは、必ず現実で証明されることでしょう。その結果は評価値でご推察下さい。

  • 歴史は70周年の周期で繰り返される。

    新しい時代が切り拓かれる時に
    いつまでも過去にすがっていては置いていかれる。

    未来を予測する一つの方法として
    成長カーブというものがあり
    それぞれの時期を読み取ることができる。
    iPhoneで言うと
    導入期はiPhoneが発売された2007.6
    成長期の始まりはiPhone4が発売された2010.6
    となると、導入期の期間は3年
    成長期の終わりは2010+3だから2013
    成熟期の終わりはさらに3年で2016

    成熟期にそのままのことをしていても衰退していくが新たなコンセプトを生み出せば、また成長し続けるとあった。

    とても納得がいく内容であった

    また、イン・フォメーションからエクス・フォーメーションへという章では、知識がありそれを出すだけでは価値がなくなってきたと書かれていた。

    本文には例として、以前のテレビ番組では知識を記憶している出演者が感嘆されたが、今はおバカな答えをする出演者が評価される。
    シンプルに言えば検索できない答えに価値がある。
    著者はこれを情報化時代から、知識創造時代へのシフトと呼んでいた。
    1を10にするだけでなく、0から1を生むことができるか。
    これからの時代に求められていることだと思った。

    最後に、心に残った言葉
    本当に熱中できる仕事に、リスクはない。

    これが自分の仕事だと思えるプロジェクトが現れたときにはそのように感じるという。
    そのようなプロジェクトに出会えた時は、自信をもって飛び込みたいと思った。

  • 2012年時点での、10年予測と対処法
    当たっているのもあれば、「そんな事あったか?」と思うもの両方
    そもそも、予言書や占いと同じで、漠然とした曖昧な表現で書いていれば、読んだ人が勝手に思い当たる事柄を当てはめてくれるし、多少のズレがあっても当たった事になってしまうよね

    前半は周期仮説による予測で、後半はありがちな自己啓発本
    そもそも、周期って言ったってきっちりその年数で繰り返す根拠がわからん
    スケールの違いはあるでしょうが、停滞、変革、騒乱、安定を繰り返すという理屈はわかるけど、その周期が70年という根拠に乏しい
    そもそも毎年何らかの出来事は起こっているわけで、変化のない時代ってそもそもないと思うんですよね
    それを後付けでどうこう言われても……といった感じ


    東日本大震災から、コミュニティに見直しが行われているのは当たってるかな
    それが祭りという方法を取っているかは別として
    うちの自治会も、災害時のために普段からの地域交流が大事という建前でやってるからなぁ


    日本の凋落と中国の台頭は当時から既にあった事なので、予測とも言えない
    アジア地域というくくりに関しては、成功している国や都市があるけど、全体として中国の影響力が強いだけなんじゃなかろうか?


    「会社がなくなる」という漠然とした表現
    なくなるわけがない……
    確かにフリーランスという生き方もできるようになった
    けど、それとて会社という仕組みがを前提とした社会があってのものですしねぇ……
    相変わらず大企業は大企業だし、中小企業の平均継続年数が短くなっているというのも本文中に語られているのとは状況が違うと思う


    iPhoneはジョブズ亡き後、大きな革新がなくとも順調に伸びてるけどねぇ?
    シェアに関して言えば、世界的には前よりは落ちてるんだっけ?

    それよりも、IoTが進んだ結果、スマート家電とかのインターフェースとしての役割が新たなイノベーションだろうか?
    もしくは、AWSのようなクラウドの大規模な利用とか?


    エクス・フォメーションに関しては、今まで「インプットだけではなくアウトプットを!」と言われていた事の言葉を変えただけなのでは?
    特に目新しい概念ではない
    その自己の外に形成する手法としての媒体が変わってるだけな気がする


    この手の本は大抵は起業のススメになってるよなー
    結局は自分たちの顧客や市場を増やすためのマーケティングにしか思えない
    ま、こんな本を手に取る人たちの需要とうまくマッチしてるのかもね

    やはり、私に合うビジネス書や自己啓発本はなかなか出会えないですね

  • 歴史は70年周期で繰り返す。その周期で考えると明治維新、太平洋戦争に匹敵するような変革が2015年ごろに起こる。(2021年の今から考えると2020年のパンデミック?)
    年代別人口比で見ると、中国インドが発展し、日本は衰退する。だが、日本は高齢化社会の先進国だから高齢者ニーズでリードできるはず。それに加え、EUならぬアジア経済圏のAUができれば、これから少子高齢化に突入する中国という巨大なマーケットがあるから、日本は復活するだろう。

    70年周期はこじつけっぽいなと感じてたけど、著者によれば周期年数は重要ではなく(何年周期で考えても同じような事象は見つかる)、歴史は繰り返すという事実を抑えることが重要とのこと。それなら全く同意。

    2012年に出版された本だけど、今読んでも鋭い分析。社会環境の変化を踏まえたキャリア設計も解説されているが、中々説得力があった。

  • ・人生7年節目説
    ~28 世話役 今
    ~35 探求者 次
    家族を大切にしながら、専門性高めていく
    その後40代で海外移住に挑戦し、半ばで起業か新たなステージにいく
    起業の勉強するために読書会に参加する


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著者プロフィール

経営・マーケティングコンサルタント、作家/アルマ・クリエイション株式会社代表取締役/NPO法人学修デザイナー協会・理事
上智大学外国語学部卒。ニューヨーク大学経済学修士(MA)、ペンシルバニア大学ウォートンスクール経営学修士(MBA)取得。大学3年次に外交官試験合格、4年次より外務省経済局に勤務。その後、米国家電メーカー日本代表を経て経営コンサルタントとして独立。多数の成功企業やベストセラー作家を育成し、総合ビジネス誌では「日本のトップマーケター」に選出。2012年、大手ネット書店の年間ビジネス書売上ランキング第1位。18年、マーケティング分野で歴史的権威があるDMA国際ECHO賞の国際審査員に抜擢。2019年・2020年、「社長の成績表」(古田土会計主催)にて、2,400社超中、2年連続No.1に。ビジネス分野のみならず、教育界でも精力的な活動を行っている。

「2022年 『未来実現マーケティング』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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