- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569799766
感想・レビュー・書評
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データ/グラフを見るためには良い参考書になると思います。
新書なので、そこまで深い内容に突っ込んだ解説等が無い分は、
読み易さ主体に書かれた内容ではあると思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
●なぜ予測が外れてしまうのか。短すぎる過去のデータだけを参考に判断してしまうから。とにかく「期間」に気をつけることこれ。
● 1年間の比較でなく3ヶ月での比較は季節性と言うものに気をつける。
●グラフは必ずと言っていいほど何らかの錯覚を引き起こします。特に変化率等は分かりにくい。対数の目盛を使うと変化率がわかりやすいが、結局全てを賄えるグラフなど存在しない。
●お金持ちと言う定義。フロートストックのどちらかの視点から見るかによって別の人となる。借金が多くても所得が多ければお金持ちになったり、収入がなくても資産があればお金持ちになる。
● 1割引と4割引、どっちを先にしてもらうと得か?=同じ。
●一年のうち同じ月など1つもない。月によって日数が異なるし土日の数も異なるし、特別なイベントがあったりする。
●サイコロを3回振って1回でも1が出る確率は2分の1ではない。ハズレが6分の5 × 6分の5 × 6分の5で57%となる。
● 200%アップは3倍になります2倍ではありません。 -
新書文庫
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文系学生の私には、初めて知ることが多かった。
はじめにエピソードがあり、それを開設しているので読みやすい内容になっていたので、頭に入りやすかった。
数字を疑う習慣をつけたいと思います。 -
○エコノミストの吉本佳生氏の著作。
○会社で使う各種統計資料の作り方、読み方、見抜き方について、具体的な事例をベースに解説したもの。
○上司と部下の会話など、具体的な場面を想定して事例を紹介・分析していたため、とても分かりやすかった。
○統計というと、たくさんの計算があったりしてとても難しい印象があったが、意外と理解しやすいことが分かった。特に、増加率といった比率についてのグラフは、結構間違って理解していたんだなぁと反省した。
○ポイントは、「グラフを読むときは縦軸と横軸の設定をまずは見ること」、「データは一段階深く読むこと」「半信半疑で読むこと」かな。実は当たり前のことなのだろう。 -
2014/2/10
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図書館で借りた。かなり騙されるタイプということがよく分かりました。
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数字のデータを目の前にした時に、何をどう読み取って解釈するべきかよくわかっていなかったので、この本の様にわかりやすい例を通じて数字の見方を学べるのは、非常に有難かった。
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あまりこういう本は読んだ事が無かったが、読んだ感想は数字の苦手な自分には頭が混乱しました。
それだけ参考になりましたね。
いま迄、答えが出た数字に、見せられた数字に何の疑問も抱かず、それを基準に考え、判断していましたが、見方により答えが大きく変わる事に気が付きました。
数字は説得力はあるが、その意味を良く理解しないと大変な間違の元で判断したり、行動したりすると言う事が気が付きましたね。
この数字の見方は難しいが、常にこの数字の意味を問う意識を持つ必要がある事を理解出来ました。
ここで、しかしと言うのは学んでいない証拠かもしれないが、これをやろうと思えば時間が足りない。
数字の意味をただ調べて、意味を理解するだけだが、日常の業務すらこなせないぐらいの激務で、何かを止める事も出来ない。
そんな中、時間をかけて実践は無理だが、資料の見方は変わったと思う。 これをどう日常の業務にアウトプットして、実践出来るかでしょうね。