「嫌消費」不況からの脱出

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  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569801742

作品紹介・あらすじ

「売れない時代」の新・販売戦略を提示。

感想・レビュー・書評

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  • 今の若者が消費しない理由の背景を詳しく説明している。またこれから日本の方向性や解決策まで書かれていて一読あり。

  • 消費水準とパターンが世代交代によって質的に変化しているのに、産業構造が質的なミスマッチを起こしている。市場プラットホーム発想でビジネスモデルを革新すべし。

    冷静に見ればの帰結。見られない、見る余裕・考える余裕がない、自分で考えない?

  • 長引く不況の原因として、国内消費者の需要の質的変換によって、需給の質的ミスマッチが生じていることとしている。
    特にバブル後世代の嫌消費傾向。
    無駄なく、無理なく、無謀でない。。。
    高額な選択的耐久財やサービスへの関心が低くなっている。
    この傾向は日本だけでなく、グローバルトレンドになりつつある。

    日本は、これまで製造業が成長をけん引してきた。
    しかし、成熟社会のなか、新たな製品革新が生まれず、あるいは、「需要破滅型イノベーション」によって市場を縮小させてしまい、もはや第2次産業けん引による成長は困難な状態である。

    では、今後何をもって日本を成長させていくべきか。。。

    日本の経済目標として「ひとり当たりGDP」を設定。
    それを最大化させることとしている。
    最大化させるためには、産業構造の転換による需給の質的ミスマッチの解消が必要。
    そのための戦略として、
    ①中堅企業立国を目指す
    ②サービス業の成長を促す
    ③異なる産業の融合
    ④国家/業界団体支援のもとの「オールジャパン」戦略
    を提案。

    これを統括するのが市場プラットフォーム発想の新しいビジネスモデルをつくること。
    それにより、消費者と企業の結びつきを変え新しい融合産業への構造転換がすすむとしている。

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著者プロフィール

松田 久一(マツダ ヒサカズ)
(株)JMR生活総合研究所 代表
ジェイ・エム・アール生活総合研究所代表取締役社長、日本マーケティング研究所代表取締役会長を兼務。1956年兵庫県生まれ。1980年、同志社大学商学部卒業後、日本マーケティング研究所入社。情報家電産業及び食品、日用品業界でのリサーチ、マーケティング及び戦略経営の実務を経験。また、政府での委員会などにも参画し、自治体などで経済関係のアドバイザーを務めている。主著に『「嫌消費」世代の研究』(東洋経済新報社、2009年)、『「買わない」理由、「買われる」方法』(朝日新聞出版、2010年)他。論文多数。

「2013年 『ジェネレーショノミクス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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