「勉強しろ」と言わずに子供を勉強させる言葉 (PHP新書)

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  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569802862

感想・レビュー・書評

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  • この手の著書はたくさんありますが
    やはり実践となると簡単ではないのが現状

  • 「僕も塾とか通った方が良いかなぁ」
    「うーん、塾に通うのと家族全員でディズニーランドに行くのどっちが嬉しい?同じくらいお金がかかるんだよ」
    母親の声かけで少年の行動が変わり、大きく伸びていったそう。
    教師の視点、親の視点で、読みやすく書かれていたので、おすすめ!


  • 池上彰さんのなぜ学ぶのかを参考に、子供に対して学ぶことの大切さを教え、実際に示す事が大事。

    そして自ら勉強したいと思わせる事が大事。
    それを導くのが親の役目

  • 子どもの教育のために本書をとったわけだが、教育の本を読むたびに考えさせられるのは、それが職場にも通用することだ。成果主義等過ったビジネス習慣を取り入れてしまった結果、多くの企業で社員のモチベーション低下の問題を抱えている。本質的には、子どもの教育と社員の意識向上は同一であると考える。

    <目次>
    はしがき
    第一章 言葉には、魔法の力がある
    第二章 子どもと信頼関係を築くための言葉
    第三章 子どもを勉強させるための言葉
     子どもが小さいうちに意識させたいポジティブワード法則4
     勉強、学問に必要性・意義があることをわからせるポジティブワード法則3
     前向きな気持ちにさせ、可動性を広げるポジティブワード法則9
     子どもが伸び悩んでいるときのポジティブワード法則7
     学習到達度の高い子どもをさらに上昇させるポジティブワード法則4
    第四章 受験生に行われる言葉がけ
    第五章 これからの「勉強ができる子」への言葉がけ

    <メモ>
    第一章 言葉には、魔法の力がある
    子どものイメージに訴えかけなければ、子どもの心には響かない(23)
     伝わらない言葉の例:一生懸命、ちゃんと、頑張る
    「判断」という言葉の意味。自分ので選ぶのが判断。(38)

    第二章 子どもと信頼関係を築くための言葉
    「〜しなさい」はいったんすべて封じ込める(51)
    「あなたが困る」ではなく「私が困る」(71)
    変わるか変わらないかの責任は子どもに委ねる((75)

    第三章 子どもを勉強させるための言葉
    「教科書を習うだけなら家で一人で勉強すれば良いのです。学校に通う必要はありません」(82)

    前向きな気持ちにさせ、可動性を広げるポジティブワード法則9
    「できるかできないかではなく、やるかやらないかが問題なのだよ」(105)
    「行動しなかったことの後悔よりも、行動したことの後悔のほうが少ない」(108)
    「人間は行動した後悔より、行動しなかった後悔のほうが深く残る」トーマス・ギロビッチ(108)
    第三者が褒めていたことを伝える(118)

    子どもが伸び悩んでいるときのポジティブワード法則7
    前向きに行動できる選択肢を二つ投げかける(125)
    成果が出やすいところから始める。(129)

    学習到達度の高い子どもをさらに上昇させるポジティブワード法則4
    自分が選択し、生きてきた奇跡を肯定してあげる。(137)
    最後に問われるのは「能力」ではなく「勇気」である(140)
    「あなたが虚しく生きた今日は、昨日亡くなった人があれほど生きたいと願った明日」(『グッドライフ』)

    第四章 受験生に行われる言葉がけ
    「お父さんにはわからないから教えてよ」(162)
    「若いときにもっと勉強しておけば良かったと後悔している」(164)
    自分のためだけでなく、人のためにも勉強している(166)
    おやの失敗談は子どもの心に響く(192)

    第五章 これからの「勉強ができる子」への言葉がけ
    「公共性」:食料自給率、原子力発電所と車社会、CO2削減、積極的な平和と消極的な平和、イジメ、カラス駆除、修学旅行のおこづかい、規則を守ること

  • 関係性において勉強を捉えることの重要性を感じさせられた
    自分が勉強しないと子どもが進んで勉強するなんてことないわなあ

  • 「勉強すれば、日ごろ不思議に思っていることの謎が解けるよ」

  • なかなか『教育』について参考になりました。

  • 自分のことは自分で決めさせる
    親の肯定に快感
    成績悪くても残念だったね。
    子供が達成できたと感じている時は、一緒に喜び評価する。

  • いかにも先生を続けてきた人が書きそうな本!って感じだった。
    子どもの親向けに書かれているので、このいない自分にはピンと来ないものも多かったが、弟や自分に対する親のこと等を考えると「そんなものなのかー」と思うものが多かった。

    ことばの認識の違いについて。
    キックミーゲームの話。
    がみがみ言うのではなくて、信頼して、見守ること。
    考えさせること。

    この辺が印象に残った。
    例をあんまり挙げすぎて、こんなにうまくいってるんだよ^^みたいな書き方をされると、逆に信頼感ってなくなるなあと思った本でもあった。

  • 子供相手だけではなく、他人たの関わり方について非常に参考になるエピソードが沢山紹介されていました。

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著者プロフィール

小林公夫(こばやしきみお、ハカセ公夫)
一橋大学大学院法学研究科博士後期課程修了。一橋大学博士(法学)、作家。
ハカセ公夫名でFM栃木RADIOBERRYのDJも務める。新書を多数書いており、主著に「ドラゴン桜」9巻でも取り上げられた「論理思考の鍛え方」(講談社)をはじめ、『「勉強しろ」と言わずに子供を勉強させる法』、『「勉強しろ」と言わずに子供を勉強させる言葉』(以上、PHP研究所)、「東大生、医者、弁護士になれる人の思考法」、「公立中高一貫校」(以上、筑摩書房)、「高学歴な親は何故子育てに失敗するのか」(中央公論新社)などがある。

「2022年 『2025年度版 出るとこだけ! [一問一答]一般常識&最新時事』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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