- Amazon.co.jp ・本 (203ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569806013
作品紹介・あらすじ
リストラ予備軍から最年少役員、そして起業した男が教える「キャリアの心構え」。
感想・レビュー・書評
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今の自分はプロフェッショナルには程遠いと感じた。
本書で良いと感じた部分、変えていきたい部分をメモして行動を変えていく。
メモ
■学ぶときは教えるつもりで
学ぶということは教えること
アウトプットするつもりでインプットする
本を読むときも、人から話を聞くときも、誰かに伝えることを前提に吸収する
■知る やる 成る
第一ステップ 知っているか、気づいているか
第二ステップ やるか、やらないか
第三ステップ 達成するか、しないか
■当たり前のレベルを上げる
1つひとつの業務の当たり前のレベルの差が大きな差に繋がる
素振りしているかという質問に対してしていると答えたとしても、草野球チームの人とプロとでは質も量も違う
プロにとってはそれが当たり前
■仮説を立てる癖をつける
自分で仮説を立てて、それを検証するから経験したことが知恵となって頭に入る
自分で仮説を立てた上で質問する
⇨上司とのディスカッションになる
■上司が部下に求めていることはたった一つ
指示したことをなんとかしろ
任された仕事こそ、決定権がある自分の仕事
ビジネスにイレギュラーは起きて当たり前と考えて、二の手、三の手まで考える
ミスしたらリカバリーするための案まで考える
上司の指示を待っていたらできないやつ
任された仕事は自分のもの、自分が最後の砦
■調べればわかることを聞くな
自分の提案に対して「わかりません」「調べていません」と答えるのは恥
■評価者を誰にするかで自分が変わる
市場を評価者にすれば、間違っている可能性は低い
⇨なるべく遠いところに評価者を設定する
■いい提案とは何か
上司を悩ませる提案がいい提案
めんどくさい提案だけど、会社にメリットがあれば悩む(そうでないという悩まない)
■「やっておきました」の数を増やす
大事なのは、やれと言われたことは確実にやること
その上で「やっておきました」の数を増やす
■反応するのではなく、反応させる
仕事で自分に負荷をかける、つまり言われた以上のことをやろうとすると、痛みを伴う
指示の範囲を超えようとすると痛みを伴うが、成長できる
■伝わっていないのは言っていないのと同じ
部下が聞く努力をすることも必要だか、上司も伝える努力をしなければならない
■義務は先、権利は後
接客の目的は生涯顧客をつくること
お互いがハッピーにならない取引なら最初からするべきではない
お客様が
誤解しているなら、誤解を解く
勘違いしているなら、今一度充分な説明をする
助けてほしいと願うなら、対策を練る
仕事の順序は
義務を果たすことが先、権利を主張するのは後
■プロフェッショナルの条件
1.自分の言葉を持っている
2.自分の顧客を知っている
3.自分で自分の持論に反対できること
■ストレスは自分でかけろ
他人からストレスをかけられるくらいなら、その前に自分で自分にストレスをかけた方がいい
■感情と事実をクールに分ける方法
自分に対して「おいおい、いいのか」とツッコミを入れる
■仕事ができる人は仕事をつくれる
自分で課題を設定して、自分でそれをクリアする
何かの用事に別の目的をかぶせる
■人生が変わる瞬間
変わったと言えるのは、他人が驚いたとき
他人が驚くような行動をやらないと、昨日までの自分と同じ
評価は他人がするものだから、他人が驚かないと人生は変わらない
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社会人としてどういうスタンスでいるべきかを学べる本
まだまだスタンスがなっていない僕には学ぶことが多い本でした
メモ〜〜〜
■仕事へのスタンス
・成長を目指せる人と目指せない人の差は「知っているか知っていないかの差」
→上を見れば「みんなもっと努力している」ということを知ることができる環境にあるかどうか。それを知らないと「こんなものか」と限界を決めてしまう・
・次に成長にとって大事なこと「努力の矛先」
→無駄なことに一生懸命になるほどの無駄はない
・学ぶときは教えるつもりで学ぶ
・自信を付ける方法は「成功体験の積み重ね」
・どんな小さな成功体験でもいいので積み重ねることが大事
・他人が評価してくれないうちは、まずは自分で自分のことを評価する
・自己満足から他社満足へ切り替えるには「小さな失敗体験を積み重ねる」
→自分のものさしではなく他人の物差しに変えると「あなたはまだまだできていないね」と言われ続ける
認められるまでトライアンドエラーの繰り替えせばいずれ他人が満足するレベルまで到達する。
・人生が面白くない人は他人に決定権をゆだねている人
→自分の人生は自分で決めること
・稲盛さんの「人生・仕事の結果」=「考え方」×「熱意」×「能力」
・ブラック企業は「考え方」がマイナスに向かっている企業のこと
・先にリスクをとるからリターンがある
・「そっちがなにかしてくれたらこっちも何かしてあげるよ」という態度では、結局大きなリターンは得られない
・見返りを求めず、きっと大きくなって戻ってくれるはずという根拠のない仮説だけでどこまでできるかが大事
・大きなリターンをえたいなら、何かをもらうのを待つのではなく、先に献上しようという心構えが必要
・仕事がつまらないのは「言われたこと」をやってるだけだから
→人間は創造力、創意工夫を加えないとやっててもつまらないもの
仕事は言われないことをやって初めて楽しくなる
・時間に追われている人は「自分の時間を他人が支配」している人
→どこから他人の依頼が飛んでくるかわからないからいつも身構えてしまい余裕がなくなる
できる人はオンとオフをうまく分けている
コツとしてはスケジュールにプライベート時間を先に確保すること
その時間はそれ以外のことは絶対やらない
■成長論
・成長とは変化すること
→人間はDNA的に同じことを続ける性質があるのだが成長にはそれを逆らう必要がある
いつも同じ店ではなく違う店に入るとか
いつもと違う道で会社にいくとか
無意識で動いてしまう行動を意識した行動に変えること
・自分の成長の図り方は「選択肢が増えているか」で分かる。増えていれば成長したことになる
→選択肢が多い人は選ぶ権利を多くもっているのであたりカードを引く確率も高くなる
・成長したければ「これをすることで自分の選択肢が増えるのか」という観点で行動する
→将棋でも選択肢が増えるような駒の置き方をしたほうが勝つのが鉄則。
時代の変化が早い中で選択肢が選べないような生き方をしていると負ける確率が高くなる
■上司に信頼されるには
・上司が部下に求めていることはたったひとつ「指示したことをなんとかしろ」
→だめな部下はトラブルが起きたとき「しまった。上司になんとかしてもらおう」と考える
だから自分で考えもせずに、「どうしたらいいでしょうか」と上司に聞く
・できる社員は任された仕事は自分のもの。その仕事では少なくとも自分が「最後の砦」だと思っている
→自分ができなかったらもう終わりだという気持ちで望む
・仕事の依頼ばかり受けてつまらないと感じるなら「これ、やっておきました」という回数を増やすこと
→これを繰り返すことで上司から信頼を得ることができ、どんどん任せてもらえるようになる
ただ、このとき大事なのは「これ、やっておいて」も確実にこなすこと
■仕事の本質「課題設定」と「問題解決」について
・成果の上げるものは「課題設定」から入る
→問題解決は向うから依頼されることが多く緊急度も高いのでそちらに時間を費やしがち
■問題解決能力を高めるトレーニング
・世間の流行を試す
→これはなぜ人気なのかなど自分なりに仮説を立てる
・日常を変えることを徹底的に取り組む
■プロフェッショナルの条件
①自分の言葉を持っていること
②自分の顧客を知っていること
③自分で自分の持論に反対できること
他人に説明するときに自分の言葉で説明できると説得力がます
■ストレスは自分でかけること
・ストレスは他人にかけられるストレスと自分でかけるストレスがあり、前者は成長を妨げる
→逆に後者は自分を成長さえせる
自分にストレスをかけているのが見えない人は他人に心配されてしまいストレスをかけられてしまうので自分で自分にストレスをかけること
・自分にストレスをかけるとは
→自分で何かを決めているかということ
決めている人は他人にプレッシャーをかけられるまえに行動している
■感情をコントロールする方法
・何かを間違えたとき「自分にツッコミ」を入れる
→今日は疲れたからさぼろうかな〜と思ったとき「おいおいそれでいいのかい」とツッコミを入れる
■キャリアについて
・20代はいろいろ試す時期にしたほうがいい
・一年のテーマをきめれば余計な時間を過ごさないで済む
■職人とマネージメント
・マネジメントは部下に俺を超せというマインドを持つこと
・マネジメントは部下の強みに仕事をのせること
■ピンチとチャンス
・嫌なことが待ち受けているときはそこにチャンスがあると思うこと
→勝てば評価されると思えば頑張れる
■人生が変わる瞬間
・人に驚かれたときに「自分が成長した」と思うこと
→つまり他人に驚かれないようでは何も変わっていないのと同じ -
ちょうど入社3年目なので読んでみた。
過去や他人を変えるというのは、考え方を変えるということだけど、それは過去や他人を変えるとはまた違うような・・・。むしろ、「自分と未来は変えられるが、他人と過去は変えられない」という言葉からは、だから自分の考え方を変えようとすらつづきそうなイメージがある。 -
今まで読んだ本とリンクするような記述が目についた。
読書もこんな風につながっていくと面白い。 -
本書は、ある1人の若者に向けて書かれている。仕事のやり方が分からず、成果が上がらず、進路に迷っている人のことを、著者は想定している。
話題は、キャリア・処世術・リレーションなど多岐にわたっており、それぞれがコラムのようになっている。現時点の自分を見直すためのチェックリストとして、活用できるだろう。
有益な情報がある一方で、全体の統一感がなく、主張がはっきりと見えてこないのが残念である。章立てをしてあるが、一貫性がなく、内容がふらふらしている印象を受ける。コラムを寄せ集めたような場合、こうなってしまうのは仕方ないのであろうか? -
2013.2.11