本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569808765
作品紹介・あらすじ
いい文章はどうすれば書けるのか?書き出し、結び、発想、視点、レトリック、余情など、文体研究の第一人者が名文の真髄を明かす。
感想・レビュー・書評
-
文体のトレーニングというが、よくよく文章を捉えて著書は文章の分析は出来ているのでしょうが、なんともそういったことが出来て、だから名文なのだというのは何処か違うというのを、皮肉にもこの本を読むことによって何となくではあるが、読み取れた。恐らく著者自身もそう感じていることなのであろう。
短文を取り上げて解説をするのであるが、やはりその短文だけでなく、その人となりや作品を十分読み上げているということは感じ取れる。
井伏鱒二の作品もまた読みたくなった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
購入。
表紙の通り、「名文で日本語表現のセンスをみがく」内容だった。
いい文章はこうすれば書ける、といったテクニックは含まれていない。こんな文章があって、これはこんな風に感じられて、それはこういった部分の効果だろう、と解説される。ただ、感じる部分が自分に合わないと、解説されても腑に落ちない。そこまで解説に力点は置かれていない。
小沼丹『竹の会』『銀色の鈴』、井伏鱒二『珍品堂主人』を読みたくなった。
感じる心を育てることが何よりもトレーニングなんだと受け取る。
全2件中 1 - 2件を表示