- Amazon.co.jp ・本 (188ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569812632
作品紹介・あらすじ
ビジネスの現場で、誰も反論できない未来の予測を立てる。そんなことは不可能? いや、「確率思考」があれば可能だ!
感想・レビュー・書評
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さくっと読めて、分かった気になる本。もちろんこの一冊だけで確率や統計を駆使したビジネスができるわけではないのだが、“ど文系”のマネジャークラスの知識としては、有用というか最低限知っておきたい内容だ。
結果の出方が肌感覚と違って、昔からグループインタビューとかネットアンケート調査に疑問を持っていて、よく「このデータは、どうやって集めたの?」と聞いていたのだが、納得できる答えが本書にあった。
違和感の正体は、「代表制を無視して、ランダムサンプリングではないのに(つまり統計処理できないのに)、統計テクニックを無理やり使って」いたからなのだ。
自称マーケターに、代表制を無視した方法で集めた回答や数字を持ち出してグラフを作る輩は多い。結論ありきで、無理やりゴールに近いデータを引っ張ってくる強者もいる。スタート地点が間違っているデータらしきものから得られた「エビデンス」は本当に困る。
いまさらながら、確率・統計の知識はビジネスの必須ツールだと思いなおした次第。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
大味な書き方だが、確率を学ぶとこんな事が深く分かるぞと理解できた。
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よく見たら、昔勤めていた会社の先輩であった。こんな先輩も、結局離れているのだから、バブル時代って、やっぱり大変だったんだな。
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確率についての定理や理論が分かりやすく記載されていてよかった。
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最近は確率統計本が大売れみたいね。どの本屋に行っても関連書籍が平積みされている。この本もその類いかと。ベイズの定理、待ち行列、検定などの話題について軽く読める。