クラゲ 世にも美しい浮遊生活 発光や若返りの不思議 (PHP新書)

  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569818849

作品紹介・あらすじ

クラゲの品種数でギネス認定! 山形県・加茂水族館の美しいクラゲを、館長とノーベル賞学者のトークと見事な写真で紹介。

感想・レビュー・書評

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  • 山形県鶴岡市の加茂水族館に旅行に行った際現地で買い求めました。実際行ってみて素晴らしいクラゲ水族館だった感動もあって、旅のおさらいになればと思っての購入です。

    クラゲの魅力がこの本に見事に詰まっています。私はこの本でクラゲの奥深さに改めて感動を覚えました。クラゲの世界はまだまだ分からないことだらけのブルーオーシャンだということも分かります。知的好奇心を掻き立ててくれる一冊であることは間違いないでしょう。

    クラゲからノーベル賞受賞につながる発見を成し遂げた下村脩氏。そして、窮地の水族館を今日のような世界一の水族館にまで立て直したクラゲ水族館館長村上龍男氏。この本は加茂水族館に実際に展示されているクラゲを写真で紹介しつつ、それぞれのクラゲについて両者が対談をするという構成になっています。
    両者が両者とも、お互いの専門分野の強みを発揮しながら対談を通して学び合う姿が読んでいて印象的でした。「オワンクラゲ」では下村先生の研究が垣間見れますし、また「サカサクラゲ」「エチゼンクラゲ」では加茂水族館がどうして世界一のクラゲ水族館になったのかのエピソードや思い入れを聞くことができます。

    本としての出来も素晴らしいです。絵や写真入りの新書は数あれど、これ程まで内容の濃い、贅沢な新書はまたとないでしょう。写真が豊富で、対談で交わされる言葉も平易なのでサクサクと読めます。もちろん、美しいクラゲの写真をパラパラ眺めているだけでも満足感を覚えます。1000円+税と一般の新書としてはお高めですが、それ以上の読み応えと価値を感じました。

  • 加茂水族館で購入。
    改修工事前に、前館長と下村氏が対談した記録。たまに、「大量生産」とかそういった類の言葉に疑問符がつくけれども、美しい写真と楽しそうな館長の姿勢が読んでいて心地良い。
    2014年当時、まだわかっていなかったことが現在どれだけ判明しているのか(なぜくらげが光るのか、など)、また新たに出てきた課題はあるのか、など、興味は尽きない。
    読んだらまた加茂水族館に行きたくなった。

  • 表紙を見て即、購入を決めました。
    村上館長と下村博士の対談も興味深く読みごたえがありますが、なにより目を引くのは美しいクラゲの写真の数々。
    クラゲ好きの諸兄にはもちろんのこと、クラゲについてあまり知らないという方々にもお勧めしたい一冊。

  • 美しい

  • とにかく写真がきれいです。対談形式の本となっていて、クラゲ好きの人なら満足出来るのではないでしょうか。

  • <目次>
    第1章  クラゲらしいクラゲ
    第2章  食べられるクラゲ
    第3章  かわいいクラゲ
    第4章  発光するクラゲ
    第5章  変なクラゲ
    第6章  怖いクラゲ
    第7章  七色に輝くクラゲ
    附説   加茂水族館クラゲ美術館

    <内容>
    加茂水族館の館長と下村脩さんとの対談でできている本。クラゲの発光体でノーベル賞を取った下村さんだが、意外とクラゲについて知らない。それよりも何よりも、クラゲの写真の美しさ。ここに入ってきたが、行くべきである。

  • 配置場所:摂枚普通図書
    請求記号:483.3||M
    資料ID:95180658

  • (CELL)1階 新書・文庫
    新書||483.3||ムラ

  • クラゲの美しいカラー写真に癒されます。

    何だかクラゲを飼ってみたくなります。

  • 関係者のかたがくださいました。新書なのにカラーページ満載!読み終わった後もフワフワといろんなカラフルなクラゲをみて楽しめます。そういうことでくださった。
    特に印象に残ったことは、加茂水族館では、エチゼンクラゲを展示しながら、そのエチゼンクラゲをたべるエチゼンクラゲ定食を出していること。
    ベニクラゲというクラゲは、老化が進んで細胞がぐちゃぐちゃになっていくと突然幼生の状態に戻り、そこからまた成長が進んでいくということ。でも元のクラゲが後天的に獲得したものは、幼生の状態に戻る際にすべて消滅するんだって。そんな生き物がいるんだ。

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著者プロフィール

1939年生まれ。1966年に、現在の鶴岡市立加茂市水族館に入り、飼育員として働く。翌年6月、水族館が株式会社庄内観光公社に移管され、館長となる。さらに、2002年4月1日、再び鶴岡市に移管され「鶴岡市立加茂水族館」となって館長に就任。「クラゲ館長」を勤めるかたわら、とりためた写真で写真集や図鑑等を出版。つり名人としても知られる。2015年3月に館長を退き、現在はシニアアドバイザーとして勤務している。

「2015年 『クラゲかんちょーのクラゲじまん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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