- Amazon.co.jp ・本 (210ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569828527
作品紹介・あらすじ
ミステリー作家・山村美紗原作の京の名所を、山村紅葉が母の思い出とともに綴る。ファンにはたまらない母娘のエピソードも満載。
感想・レビュー・書評
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京都で生まれ育った山村紅葉が母・山村美紗の原作をもとに、京都ミステリーの現場を歩く一冊。
山村美紗の原作を引用しながら、寺や神社、観光スポット、京料理・料亭とともに、山村美紗のエピソードが語られている。
紹介されているのは有名どころばかりで、一流の料亭、四季折々のイベント、子供の頃から当たり前のようにこれらに慣れ親しんでいる山村紅葉が羨ましくなった。
山村美紗の小説が好きなら面白いと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
いや~惜しいなお母さんの小説を題材にした京都観光案内書にするのならもっとディープな内容を期待してしまう。
書かれている観光施設は一流どころばかり、まぁその中でも親子の間のやり取りは面白いんだが小説の内容と観光地案内のバランスが今一つのような気がする。
この本を読んで京都に行きたいではなく小説を読みたくなったが正解。ある意味商売上手でした。 -
山村紅葉さんは、推理小説作家の山村美紗さんの娘さんです。
この本は、京都で生まれ育った紅葉さんの、
母、山村美紗さんとの、京都思い出話がたくさん綴られています。
中でも面白かったのが、
山村美紗さんが、凝った豪華なデザートの話。
メロンを半分にカットし、中にシャンパンをいれた
フルーツポンチに凝った山村美紗さんは、
錦市場に、ロールスロイスで乗り付け、後部座席いっぱいにメロンを買い込んだそうです。
また、紅葉さんが、大学生の頃、
山村美紗さんは、そろそろ娘にお座敷遊びを覚えさせなければと思い、
祇園で、お座敷遊びをしたそうです。
男性のような、破天荒で、豪快な話が多く出てきます。
私のおすすめは、京都旅行に行く前に、目的地の情報収集として少し読み、
旅行後、あらためて読む、
すると、臨場感があって、さらに面白いと思います。