日本企業の組織風土改革 その課題と成功に導く具体的メソッド (PHPビジネス新書)

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  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569829746

作品紹介・あらすじ

「バラバラでへとへと」な組織を再生させるスコラ・コンサルト式風土改革の考え方、方法論が詰まった決定版的一冊。待望の復刊。

感想・レビュー・書評

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  • 2022/09/24 断念。

     経営学的な書籍とみられる。

  • 仕事上の参考にと読んだもの。仲間を増やす、世話人的な役割を進んで担う。そのためには事実を客観的に見て間違いは間違いと受け入れること。

  • いまいち。
    この本の趣旨は、
    ”組織風土を変えると企業が変わる。そのために、企業を良くしたいと思っている人たちをネットワーキングし、権力のある人がスポンサーとなり、現場を知り近くにいる人が世話人となるとよい。”と理解した。
    それはわかる。

    だけど、
    その企業がどこに向かうのか?という戦略と、それに基づく共通理解があれば、上の考えもうまくいくと思う。
    でも、それがない状況でネットワーキングだけしていっても解決につながることはないと思う。がんばろうとする現場の一部が疲弊するだけ。
    そして、企業の戦略が明確で具体的なステップにまで落とし込まれていれば、自然とコミュニケーションが取れて、風土は良くなるはず。

    だから、この本が言いたいことは、本質的ではないと思った。

  • 東芝で起きた問題にしても旭化成建材で起きた問題にしても、すべてわが国トップクラスの会社で起こった事態である。と書いてあるので学部に対して、役に立つと思います。

    請求記号:336.1/Sh18


  • ◯スコラ式風土改革とは
    人の気持ちやモチベーション、人間関係やコミュニケーション等、目に見えない部分(プロセス)に働きかけて、組織の人達が自分の力で答えを見つけて解決していけるような環境を作っていく方法。
    組織を進化させる価値観を設計思想として作り込んできたのがプロセスデザインというやり方。

    ◯社会のジレンマ
    他の人達が協力ひてくれるという期待が持てないときには、ほとんどの人が協力的な行動を取らない。
    大組織で、初めから負けると分かっている戦はいないと考えている人は多いが、皆が学習性無力症(何度も潰され、1人でやろうとしても、無駄だと悟りを開き、例え出来そうなチャンスが来ても反応しない状態)に、なっているわけではなく、潮目が変わるのを虎視眈々と待っている人も結構多い。

    ◯コアネットワークの形成
    会社を良くしたいと思う人、思わない人、それぞれいるため、全員一気に変えようとしてもうまくいかない。
    想いのある人をまず繋ぎ、一部の人が変えたことを全体に波及させていく。
    組織のトップのスポンサーと、共感的リーダーシップを発揮し、変革を主導する世話人が必要。


    ◯共有する価値観
    ・何事も過去のしがらみに囚われず、必要に応じてゼロベースで見直してみようという気構えと柔軟性
    ・今までのやり方を変える時には必ず反発や批判が出る。会社を良くするためという根本の理念から外れないことに加え、メンバーには高い倫理観が求められる。

    ◯責任に基づく分配原理
    時間に対して出なく、果たす責任に応じて資格、賃金を分配する。
    →人事制度の考え方としていい

    ◯スポンサーシップ
    会社のトップや組織のトップがメンバーのスポンサーとなることで、変革の成功率は飛躍的に上がる。
    スポンサーのスタンスは、部下を主人公にし、黒子に徹しつつ、トップにしかできない意思決定をすること。

    ◯世話人に必要なこと
    ・スポンサーと密にやりたりして志と思いを共有
    ・一緒にやろうと周りに呼びかけ続ける
    ・みんなの前で上司に対してはっきり物を言う
    ・上司がいない時に、その思いを代弁してみんなに伝える

    ◯世話人の資質
    ・事実に対して誠実
    ・おかしいことをおかしいと感じられる感覚
    ・まずやってみる行動力

  • 自由に議論しながら各自気を配って仕事をしよう。

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著者プロフィール

株式会社スコラ・コンサルト代表
東京大学大学院教育学研究科博士課程修了。大学院在学中にドイツ語語学院を始めた学生起業家のひとり。30代の頃にはNHKテレビ語学番組の講師を務めるなど幅広い経験を持つ。ビジネス教育の会社を設立後、企業風土・体質の改革に独自の手法を考案し実践している。

「2020年 『なぜ、それでも会社は変われないのか 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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