大人はもっと遊びなさい 仕事と人生を変えるオフタイムの過ごし方 (PHPビジネス新書)
- PHP研究所 (2016年7月15日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569830940
作品紹介・あらすじ
プロフェッショナルになってはいけない!? 「真面目に働く人ほど遊んだほうがいい」と説く著者の真意とは。成毛眞流遊びのすすめ。
感想・レビュー・書評
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人生は遊ぶためにある。常に自分が楽しいと思える遊びを積極的に取り入れたい。人生を楽しむ秘訣は普通にこだわらないこと。アインシュタインの言葉である。
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いつの間にか忘れてしまっている遊びのワクワク。もっと遊びながら人生楽しみたいと思った。アウトプットは場数とやる姿勢が大切。
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やれ副業だ、成長だ、常にスキルアップだ、学び直しだと言われる時代だが、わたしにはそれが少しばかり息苦しい。
この本を読んで、自分の好きなことからさらに興味を持ったことにどんどんズラしながら広げて行くほうがよっぽど楽しいと感じた。眉間に皺寄せている人よりも所ジョージさんのほうが魅力的という言葉も納得!
遊びでもインプットするときもアウトプットすることを意識すると、より理解を深められたり、周囲の人が更に面白いネタを持ってきてくれたり機会を広げられると思ったので今後より意識していきたいと思う。
読みやすいです。 -
ー 私にしてみれば、受け身で時間を潰している人に比べれば、その子どものほうがよほど生産的に思える。なぜなら、自分は何が好きかをわかっていて、何をすれば自分が楽しいと思えるかを知っているからである。
「気づき」とか「メリット」とか 「リターン」などはどうでもよく、前向きに遊ぶのが子どもなのだ。
私は、だからこそ大人に、遊びが必要だと思っている。 ー
軽く読むにはちょうどよい。
もっと肩の力を抜いて遊ぶことによって、いいことももしかしたらあるかも、的なマインドを持ちましょうという呼びかけ。
自分のスキル向上に活かそうだとか、それをきっかけに仕事の人脈を増やそうとか、仕事の良いアイデアを生み出せるかもとか、打算的になるのはかえって良くないよ、と教えてくれる。 -
揚げ足取りのようだが、著書は話にインパクトを持たせるために虚実織り交ぜて話してる?と感じてしまった部分あり。
気になったのは、著者が色々な趣味をやってきた、という話の中にあった以下の一文
高校生の頃は、手すりを滑り降りることまではしなかったが、学校の行き帰りに乗る程度にはスケートボードもやってみた(本文まま)
→ロドリーミューレンがフラットランドオーリー(平地でのジャンプ)を発明したのが1981年。
その後、マークゴンザレスがオーリーを駆使してストリートスケートを発展させたのはさらに後の話であり、著書が高校生だった1970年代前半〜中頃にはハンドレールを攻めるなど文字通り想像すらできないスキルだったはず。
1970年代はボールやプールライドがメインの時代だったことからも、行き帰りに乗ってたということすら眉唾ものと感じてしまう。
視野狭窄に陥らないよう趣味により多角的な視野を持つことが大事ってのは最もだが、体験談ベースの内容であるため、そこに嘘っぽい内容が含まれてると全てが疑わしく見えてきてしまう。 -
2016年7月刊。初心者こそが最強。
◆【引用メモ】遊び探しにはもう一つ、うってつけのものがある。それは、旅だ。旅に出ると、見える景色が変わる。接する人が変わる。寝る場所が変わり食べるものも変わる。これだけいろいろなものが変わって、行った人間が何も変わらないはずがない。何にも興味を持たないはずがない。(p.151)
◆趣味を一時休止するタイミングは、ある程度の上達が実感できた直後がいいと書いたが、実はベストタイミングはもう一つある。それは、飽きたときだ。飽きるとは、飽きるほど没頭した証である。(p.69) -
「短い人生、そんなに働いてどうするの」「やらない後悔よりやった後悔の方がいい」とよく言われるが、遊びについても同じこと。命に関わるとか、莫大な費用がかかるなどでない限り、思いついたらやってみることだ。著者が現在ハマっているものはプラモデル、歌舞伎見物、スナップ写真撮影、ドライブ、絵を飾る、ゴルフだとか。
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マイクロソフト株式会社の代表取締役社長を勤め、45歳で退社後、コンサルティング会社を設立したり、現在は早稲田大学の客員教授やスルガ銀行の社外取締役、書評サイト『HONZ』の代表も勤める成毛眞さんの大人の遊びについての本。
「趣味は何ですか?」「最近遊んでますか?」と聞かれても答えられなかったり、ギャンブルしか見当たらないような大人が多いように思える。
真面目に働く一方で、仕事とは全く違う分野の趣味をもつと、仕事と関連したような趣味をするよりも、よっぽど仕事にプラスに働くヒラメキや人脈ができてくる。
また、読書や旅行、映画鑑賞等を趣味とする場合は、ノンフィクションの読書とか、ドキュメンタリーの映画鑑賞とか、各県の第2の都市への一人旅とか、分野を狭めていくと、より人とは違った趣味色を帯びてくる。
子どものころに好きだったものや、やっていた習い事を始めるというのもおすすめで、プラモデルやピアノ、習字を大人になって再挑戦するのもおもしろいし、子どものころになかなかお金がかけられなかったものに、大人ならではの資金力で遊ぶのもおもしろい。
これまでの人生、いろんなものを始め、いろんなものを止めてきた。
だからといって、そこに費やした時間やお金が無駄だったとは一度も思ったこともないし、自分に合わないとわかったり、そこから派生して始めたものも多い。
身を滅ぼすような遊びや、度が過ぎたような遊びはどうかと思うが、ギリギリこちら側であれば、それはそれで大人の遊びの範囲と思う。
いずれにせよ、人生一度きりということに変わりはないのだから、やりたければやればいい、やりたくなければやらなければいい、いろんなことを広く浅く始められる好奇心と行動力が、人生を豊かにするんだと思う。 -
成毛氏の本はいつも難しいことは言わずに、とにかく楽しめというエールをくれる。決まりなどはなく、好きなようにやることを推奨し、途中でやめることに対してもとやかく言わない。何かを始めるハードルを低くしてくれる。
しかし、一方でアウトプットはすべきであるというのも一貫した姿勢だ。アウトプットを意識することによってインプットの意識が高まるのは実感としてわかる。
最近遊びが足りないことを反省した。